【2023年11月21日】大日本印刷(DNP)は12月4日(月)、東京都新宿区に、「DNP生成AIラボ・東京」を開設する。
同施設は、社外のパートナーが生成AIを活用した多様な使用事例・用途例に触れ、DNPとともに生成AIの可能性を探れる施設。利用者は、生成AIの活用イメージを実際に体験して、さまざまなアイデアについて議論、具体的なユースケースに発展させ、実際に動くプロトタイプ(試作品)を開発できる。
DNPは、生成AIを活用した多様なテーマで社外のパートナーとの協働(コラボレーション)を促進し、新しい価値の創出につなげていく。
館内エリアは、対話ゾーン、開発/工房ゾーン(1階)、デモ体験ゾーン(地下1階)などがあり、それぞれで独自の体験や開発が可能。
背景には、国内外で進む生成AIのユースケースづくりや業務での利用がある。
そこでは企業・団体は、どのようなシーンで生成AIを活用するかといった検討を活発に行い、アイデアを迅速に形にして、価値を検証していくことが求められている。
DNPは2023年5月、DX推進に関して国内外の約3万人のグループ社員が生成AIを活用できる環境を構築。社内のコミュニティなどを通じ、さまざまな情報発信や勉強会を行い、生成AIについてのリテラシー向上や人材の育成に取り組んでいる。
その一環として、表組みを含む業務データの文書構造を解析するAIを開発。また、2023年10月には、専門組織「生成AIラボ」を立ち上げた。これらにより、生成AIを活用した「新製品・新サービス創出」と「既存の製品・サービスへの新たな価値の付加」を加速させていく。
こうした動きを受けて今回DNPは、アイデア等の検討段階から社外の多様なパートナーと協働し、新製品・サービスを創出するアプローチを具現化する施設として「DNP生成AIラボ・東京」を開設となった。
DNPは、社外のパートナーとの共創を進め、2024年度には生成AIを活用した5つのサービスを市場投入する予定。この目標達成に向けて、1年間で1,000件のユースケースを創出し、その中から20件の実証実験を行う。
生成AIを活用したDNPの取り組み
https://www.dnp.co.jp/biz/column/detail/20170006_2781.html
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