【2017年1月25日】吉田印刷所は、印刷業界・デザイナー向けに行った「Adobeのデザイン用アプリケーションで使用しているバージョン」についてのユーザーアンケートを実施し、その結果を公表した。
このアンケートは、顧客の要望でさまざまなバージョンのデザイン用アプリを導入しなければならない印刷会社のために、顧客や印刷会社の導入バージョンを調べたもの。吉田印刷所ではこのアンケートを以前も行っており、分析結果を毎回公表している。
同社では「さまざまなデータがやり取りされる印刷会社や顧客の現状をアンケートで明らかにし、印刷業界で役に立ててほしい」としている。
アンケート期間は2016年12月12日~2017年1月13日まで、対象はDTP・デザイン・印刷関係のAdobeアプリユーザー。ウェブ上に設置したアンケートによって989人から回答を得た(無記名回答)。
アンケート結果から、メインで使用するバージョンはIllustrator・InDesign・Photoshopの最新版であるCC 2017の割合が非常に高い結果だった。
ひとつ前のバージョンであるCC 2015の割合もある程度存在しているが、これはCC 2017のリリースが2016年11月であり、リリースからアンケートまでの期間が短かったため、まだメインとして移行できていないユーザーであると分析している。
また、他のバージョンでは、CS6をメインとして使用しているユーザーが依然として多く、Creative Cloud(CC)の使用状況の結果や自由回答の内容から見ても、CCは導入しているが、データを渡す相手の関係でCS6をメインで使用しているユーザーが存在していることが見える。
CCの利用割合は64.4%、またCCを使う予定はないユーザー11.9%となっており、前回調査より減少傾向となっている。
これは新しいWindows、macOSでは古いバージョンのアプリが正常に動作しないため、マシンの買い換えなどで検討せざるを得ない状況にあるためと考えられる。
また、自由回答(要望など)の欄では、CCの料金でさまざまなアプリやバージョンが使えて便利だという意見があった一方、さまざまなアプリが使える契約ではなく、DTPのアプリに絞ったセットで、もっと低価格で使用したいというユーザーの声も多く見られた。
このほかの結果のグラフに関しては、以下の調査結果報告ページで詳細に記載されており、ダウンロードしての活用も可能。
https://www.ddc.co.jp/news/archives/20170123-134000.html
問い合わせは、吉田印刷所 営業部(☎050-3733-1975)まで。
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