【2015年8月3日】子供の写真を使用し、さまざまなグッズプリントに関する情報や評価を比較共有できるサイト「コドモノ!」が6月17日、オープンした。
同サイトはとかく「価格」をはじめとした条件で比較されがちなオンライン印刷サービスを、小さな子供を持つママやパパの目線で「使いやすさ」や「仕上がりの良さ」などを中心にレビューするという。
前編に引き続き、同サイトを立ち上げたのは「印刷通販 徹底比較」を運営する面影屋。同社の湯浅夏奈社長に話を聞く。
具体的にはどのように評価していくのでしょうか
コドモノ!ではレビュアーにサイト内で、ブログ形式のマイページを持ってもらっています。レビュアーは「デバイス」と「アイテム」という二つの切り口でレビューしていきます。
「デバイス」は注文する機材はスマホか、パソコンかなどです。
「アイテム」は写真やフォトブック、ポスター、マグカップなどのグッズといった印刷物。これらを合わせてレビューしてもらいます。
また、子供が0歳の時と保育園や幼稚園の時、小学校に入学してからでは、使いたい機能が違ってくると思うので、子どもの年齢別でレビューの違いを見るという切り口もあると考えています。
レビュアーはしっかりとした基準を持った方たちなので、その評価を積み重ねていき、一つの方向性を示していければいいと思っています。
当初は登録制で誰もがレビューできるという方式にしようかと思っていましたが、レビューの品質を第一に考え、まずはオピニオンリーダーともいえる方たちに集中的に記事を書いていただくことにしました。徐々にレビュアーの人数を増やしていきたいです。
さて、話は少し戻りますが、もともと「印刷通販 徹底比較」をはじめられたきっかけは
新卒時に広告代理店に勤務していた経験と、前職で比較サイトの運営をしていた経験からです。独立する時に初めて「印刷通販」というものがあると知って、金額をあらかじめ提示するという公平さに感銘を受けました。見積もりにかかる時間的コストと人的コストを大幅に短縮できる素晴らしいサービスだと思いました。
前職の経験から、比較サイトの存在がマーケットの拡大に貢献できることを知っていたので、応援するつもりで印刷通販の比較サイトを立ち上げました。
サイトオープンから8年、印刷通販業界はどのように変わったでしょう
サイトを始めた当時は、いや今でもかもしれませんが、印刷通販は「安かろう、悪かろう」だろうという陰口をおっしゃる方がありました。これを少し改善できたかと思っています。
逆にユーザーサイドでは、印刷というと「印刷通販以外、どこに頼んだらいいかわからない」という人の方が多くなっているほど、印刷通販の知名度は上がってきました。
一般的になった一方で、印刷業界からは印刷通販が価格下落を招いているという批判もあります
その批判もありますが、印刷通販は、たとえば価格を下げるために自社で非常に努力をしています。使い勝手に関しても、非常に気を使い注文しやすいサイト作りや、さまざまなサービスを開発してきました。その努力があるからこそ、一般のユーザーに受け入れられたのだと思います。課題や問題点はあると思いますが、彼らが決して価格だけで勝負しているわけではないということを理解していただきたいです。
最後に今後の目標を教えてください
私自身が子供を持つ母親で、妊娠中に最初のサイトを立ち上げました。お母さんの中には非常に高いスキルや特殊な技術を持ち、実力がある方たちがいます。そういった方たちに活躍の場を提供できるような取り組みをしていきたいと考えています。
まずは「コドモノ!」から、カリスマクリエイターを何名か輩出したいです。
フォトブックなど比較的新しい技術の場合、今はまだみんな横一線。誰でもカリスマになれる可能性があります。「コドモノ!」に執筆してくださってるママ達の記事を見ていると、それぞれ個性があってその道のカリスマになれる要素があります。私は主にそういうママクリエイターさんたちに対し、印刷に関する技術的な情報提供をすることで後押しをしていきます。
また印刷業界からは逆に、C向けにビジネスを展開したいけどやり方がわからないというご相談をいただくことがあります。C向けの印刷物で多くを占めるのは子供関係のものです。その勘所を伝えていきたいと。
印刷業界とクリエイターを丁寧につないでいくのが当面の目標です。
コドモノ!: https://kodomono.natuna.jp/
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