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【この人に聞きたい!】すごい!「ラップにかけるペン」はどうしてできた?① エポックケミカル 井本彩子商品開発デザイン係長


【2016年11月14日】その商品に出会ったのは、今年9月に行われた第82回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2016」のこと。食品用のラップに文字や絵を描けるペンという今までありそうでなかった商品に一目惚れしてしまった。
「ラップにかけるペン」というストレートな商品名にも非常に好印象を持った。

エポックケミカル ラップにかけるペン エポックケミカル ラップにかけるペン

ラップに文字などを書けることは「記録」という面はもちろんだが、飲食店などでは商品にラップを掛けて楽しく演出し、POPなどの代わりに店頭プロモーションに使えるとも感じた。

今回はこの商品を開発したエポックケミカルの井本彩子商品開発デザイン係長に話を聞いた。

エポックケミカル ラップにかけるペン

開発のきっかけはOEMメーカーからの脱却

当社は筆記具メーカーから依頼を受けて商品を開発・生産するOEMメーカーです。
このためエポックケミカルという名前が世に出ることはほとんどありませんでした。しかし、製品の品質や技術力には自信を持っていたのです。
エポックケミカル ラップにかけるペン

このため、社内では「この技術力を活用しないのはもったいない」という声があり、自社ブランドでの製品開発を数年前から本格的に開始しました。
そこで、普通に紙に書くペンをつくっても後発の当社が市場でシェアを取ることは難しいと考え、「紙以外に書ける」ことをテーマにしてきました。

実は陶器に書けるペンという商品を16年前から発売しており、今回の「ラップにかけるペン」は、この系統の新商品となります。

本当にラップに書けるペンはなかったのか?

ラップに書くというのは、実はかなり難しいインクの性質を必要とします。
まず、油性ペンでは食品の近くで使用することには安全性に関して問題があります。実際、油性ペンで書いた場合は、レンジ加熱には向いていません
普通の水性ペンでは、まずはじかれて書くことができません。つるつるした物に書けるペンはありましたが、これも擦過に弱く、こすればインクが剥がれて消えてしまいます。

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さらにラップの場合は、冷やしたり、温めたり、水のそばで使うことも多いので、インクが消える、にじんでしまうといったシーンがたくさんあるのです。
こういったことをすべてクリアしたのが「ラップに書けるペン」です。

開発期間は3年以上 ギフトショーで「大賞」も

開発は、旭化成ホームプロダクツ㈱協力のもとインク開発に約2年間強かかりその後発売までの企画提案に1年強かかりました。
やはり、インクの定着が大きな課題で、さらには食品に使うものである難しさもあったので、さまざまな実験を行い、性能と安全性を高めていきました。

エポックケミカル ラップにかけるペン エポックケミカル ラップにかけるペン

発表したのが今年(2016年)2月の「ギフトショー春」。そこで「新商品コンテスト大賞」を受賞し、多くの方から取り扱いたいという問い合わせをいただきました。

発売前の4月には埼玉県の越谷レイクタウンで体験イベントを行いました。
ラップに書く体験をして、アンケートに答えていただくと、サンプルをプレゼントするという内容でした。200組を予定していたところ、あっという間に予定数を過ぎる人気でした。
このあたりから、非常に手応えを感じていました。
発売は今年7月で、東急ハンズやロフトなどの大手量販店で販売し好評を得ています。

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【この人に聞きたい!】すごい!「ラップにかけるペン」はどうしてできた?② エポックケミカル 井本彩子商品開発デザイン係長につづく



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