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「一般社団法人ラベル循環協会」発足 シール・ラベル大手4社が参加し剥離紙リサイクルを推進へ

【2023年6月26日】「一般社団法人ラベル循環協会(J-ECOL(Japan Earth Conscious Labeling Association、J-ECOL)」が6月、設立された。

同協会は、シール・ラベルや粘着紙製造大手である大阪シーリング印刷と王子タック、サトー、リンテックの4社が理事を選出し設立されたもの。

設立背景には、情報伝達に必要不可欠なシール・ラベル製品の循環リサイクルがなされていないことがあった。
シール・ラベルを使用した後の剥離紙は、構造上、製紙原料として利用しづらく、資源として有効利用が不十分な状況だった。
同協会は、資源循環が求められているなか、ラベル業界とラベル利用者の業界として社会的使命を果たすために、資源の有効活用、環境負荷低減の取り組みを推進することが目的。

剥離紙の循環システムの構築については、ラベル業界だけではなく、各種商品のブランドオーナーなど、ラベル利用者が幅広く資源循環の情報を共有し、サプライチェーン全体として取り組んでいく必要があるという。

このため、今後は業界内外に、同協会の活動への賛同を呼びかけ、剥離紙を中心に、シール・ラベルのリサイクル使用を推進していく構えだ。

 

協会の活動内容

①使用済み剥離紙の再生資源化、普及促進
・分別ガイドラインの策定、会員による分別周知活動
・使用済み剥離紙リサイクルの相談、リサイクル企業とラベルユーザー企業のマッチング
②リサイクル技術確立の支援
・再生しやすい剥離紙の設計、再生を促すための補助
③リサイクル状況の可視化・情報発信
・環境負荷の可視化、普及活動の進捗に関する情報発信

ラベル循環協会
https://www.j-ecol.or.jp/

 

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