【2022年7月23日】インクジェット出力事業協同組合は7月20日、東京都台東区の浅草文化観光センターとオンラインのハイブリッドで、「研修会」を開催した。
冒頭、永井理恵理事長は「今年はリアルの研修会を再開した。今後は感染者が増えても方針を変更せず、リアルの会合を行っていきたい。午後のひととき、勉強し知識を持ち帰ろう」とあいさつした。
まず、フジテックスと助成金などの申請事業を行っているライトアップの杉山宏樹氏が「設備投資に使える2大補助金!徹底攻略セミナー」のテーマで話した。
セミナーでは、「補助金」(750万円~1億円、採択率30~50%)、「助成金」(100万円前後、同100%)、「給付金」(50万円前後、同100%)の違いを解説。採択の際に必要なポイントを紹介し、「骨子や実現性、投資対効果、政策との合致などがあり、これらのポイントが高いほど採択率も上がる」と説明した。
続いてフジテックスの澤村文哉氏が「SDGsに貢献するメディア」の紹介を行った。
澤村氏は「SDGsは、投資家の動向や株価に影響してくる。またESG投資が求められており、一過性のブームではなく、企業が取り組んでいかなければならないものとなった」と話す。この上で、自社で取り扱う環境対応のメディア(用紙やボード)を紹介した。
質疑応答では「これらのメディアについて、組合を通した共同購入と販売をしたいので、事業活動に参加してほしい」という意見が出された。
最後に花王の森山伸二氏が「デジタルイン印刷を広げる環境配慮型インク花王“ルナジェット”の紹介」のテーマで話した。
内容場、グラビア印刷とのデジタル印刷との違いを解説。安全性や可変印刷への対応など、デジタル印刷とそのインクの特性について触れた上で、自社の「ルナジェット」について説明した。
ルナジェットは、水性で、10㎚の膜でコーティングする発色性のいいインク。VOCを使わず人にやさしいことも特長だ。
同社ではこれをローランドディー.ジー.のインクジェットプリンタに搭載し、サイン&ディスプレイ業界に参入しているという。
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