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ミマキ エコソルベントインク搭載サイン用プリンタ「JV200-160」「JV200-130」を発売 米ISAで初披露予定

【2025年4月23日】ミマキエンジニアリングは4月下旬、エコソルベントインク搭載ロールタイプインクジェットプリンタ「JV200-160」「JV200-130」を発売する。

「JV200」シリーズは、2023年10月に発売されたプリント&カット複合機「CJV200シリーズ」の画質と生産性を継承しつつ、プリント専用機として新たにラインナップに加わる。すでにカッティングマシンを導入している制作会社も、既存のワークフローを変更することなく、印刷品質と生産性の向上を図ることができるとしている。

「JV200-160」および「JV200-130」は、ミマキのフラッグシッププリンタである「330エンジン」のプリントヘッドを1基搭載することで、高画質な出力を実現した。
最大17.0㎡/hの実用プリント速度を備え、エントリーモデルとしてはクラス最高級の生産性があるという。操作性とメンテナンス性にも配慮したシンプル設計で、作業負荷を軽減する構造となっている点も特長である。
従来比で臭気を約40%低減した新開発のインク「SS22」に対応しており、近年規制が強化されているGBL(ガンマブチロラクトン)を含まない処方とした。これにより、作業環境への配慮と屋外耐候性の両立を実現している。

色味を保ちながらインクコストを削減する「インクセーブ機能」や、自動メディア調整機能「DAS(Dot Adjustment System)」を搭載。初心者でも直感的にデザインが行えるソフト「Simple Create」を標準添付するほか、ノズルの不調時にも出力を継続できる「ノズルリカバリ機能」、そしてクラウド経由で稼働状況をリアルタイムで確認できる「PICT」にも対応している。
価格は「JV200-160」が170万円、「JV200-130」が160万円(いずれも税別)。

同社では、販売目標をCJV200との合計で年間約2,400台(全世界)としており、主にサイングラフィックス市場を対象としている。

なお、両モデルは2025年4月23日からアメリカ・ラスベガスで開催される「ISA International Sign Expo 2025」で、世界初公開される予定。

 

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