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富士フイルムBI 国内初・刷本の重い紙さばき作業を自動化 印刷業界向けロボット「Revoria Kamisa PH12」を発売 

【2025年4月17日】富士フイルムビジネスイノベーションは7月1日(火)、印刷業界向けの紙さばきロボット「Revoria Kamisa PH12」をに発売する。
同製品は、印刷後から用紙断裁までの工程で、重量のある刷本の紙さばき作業を自動化する国内初の試み。


現在、印刷現場では刷本の束を手作業で持ち上げ、風入れを施し、紙揃え機へ運ぶという工程が必要とされている。しかし、この作業は熟練の技術を要するうえ、オペレーターにとって大きな身体的負担となる。富士フイルムは、この課題の解決を目的に「Revoria Kamisa PH12」を開発したという。

「Revoria Kamisa PH12」は、自律制御可能なロボットアームと、紙種やサイズに応じてグリップ力を調整するロボットハンドを搭載。さらに、昇降機や紙揃え機と組み合わせることで、刷本の束の持ち上げ、紙さばき、運搬を一連で自動化する。

ロボットアームは6軸垂直多関節型を採用し、微細な角度調整が可能。また、双腕の協調動作により、大判用紙をしっかり保持し、滑らかに次工程へ運べる。ロボットハンドには除電機能を備えたイオナイザーが搭載され、静電気による用紙の貼り付きを防止する。

同製品は欧州や北米、アジアパシフィック地域での展開も予定。
富士フイルムビジネスイノベーションでは、DX(デジタルトランスフォーメーション)を通じて、知識と情報の利活用を促進し、印刷業界のさらなる発展を支援していくとしている。

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