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富士フイルムBI 商業印刷市場向けのインクジェットプリンタ「Jet Press 1160CFG」を国内発売を開始

【2024年5月21日】富士フイルムビジネスイノベーションはこのほど、商業印刷市場向けの高速ロール紙カラーインクジェットプリンタ「Jet Press 1160CFG」を国内発売を開始した。

「Jet Press 1160CFG」は、印刷前に用紙を乾燥させ、用紙が含む水分量が一定となるよう制御する新開発の事前乾燥ユニット「ペーパースタビライザー」で、印刷品質の安定化を実現し、新たにコート紙への印刷にも対応する。
なお、北米及び欧州地域での販売も、順次開始する予定。

新製品の「Jet Press 1160CFG」は、ダイレクトメールやパンフレットをはじめとする商業印刷の幅広い用途で活用が可能な商品。新開発の事前乾燥ユニット「ペーパースタビライザー」は、印刷前に用紙を乾燥させ、用紙が含む水分量を一定に制御することで、厚紙でのインク定着性の向上や薄紙の波打ちを抑制する。印刷前の用紙は、季節や保管場所の気温、湿度で状態が異なるため、印刷品質が変動するリスクがある。

ペーパースタビライザーを使用することで用紙全体を乾燥させ、用紙の水分含有量を一定に保てるため、印刷品質の安定化を実現。また、新商品では、自社独自の水性顔料インクを採用。インクが浸透しにくいオフセットコート紙に対しても、インクの定着を向上させるプライマーの塗布が不要で、高画質な印刷を実現する。
加えて、最大160m/分(A4カット紙換算で毎分2,096ページ)の印刷スピードと、最大1,200×1,200dpiの解像度により、高生産かつ高精細な印刷が可能。
また、インクが浸透しにくい厚手コート紙に対してもインクの乾燥プロセスを効率化し、最大80m/分の印刷速度で、最大1,200×1,200dpi の書き込み解像度を実現した。

印刷前の事前乾燥プロセスで用紙の水分量を調整するため、両面印刷時における用紙の伸縮を低減し表裏の印字位置精度を向上。また、用紙表面の余分な水分を除去することで、インク滴同士が混ざり合うことによる滲みを防止し、表裏の画質均一性を向上した。

富士フイルムビジネスイノベーションは、新商品の提供を通じ、お客様の印刷ビジネスにおける付加価値向上と省力化を実現することで、ビジネス拡大に貢献していくとしている。

 

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