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富士フイルムBI 新プリントヘッドの駆動技術を開発 「SAMBAヘッド」を活用し毎分105m以上の高速プリント&解像度1200×1200dpi

【2024年4月10日】富士フイルムビジネスイノベーションはこのほど、新たなプリントヘッドの駆動技術を開発した。

同プリントヘッドは、今回の新技術は、「SAMBAヘッド」を活用したもので、毎分105m以上の高速プリントを1200×1200dpiの解像度で実現した商業印刷用デジタル印刷機向け製品。高精細な画質を保ちながら印刷速度を高速化するために、インクの最適な吐出状態を制御する駆動技術として開発された。

富士フイルムグループはこれまでも、「SAMBAヘッド」をインクジェットデジタル印刷機「Jet Press」シリーズに搭載してきた。同ヘッドは、プリントヘッドのノズル付近のインクを絶えず循環させることでインクの乾燥を抑制しノズル詰まりを防止。最適な吐出状態を維持し、長時間・連続でも安定的な印刷ができる。

同社では「印刷業界では、人手不足に伴い業務効率化への対応が迫られる中、生産性の向上が重要な課題となっている。印刷会社ではオペレーターの作業負担を軽減するため、高品質な印刷物を安定的に生産するための最適な生産設備や印刷技術が求められている」としており、製品はこの課題を可決するもの。

同社は、今回のプリントヘッドの駆動技術を搭載した高速ロール紙カラーインクジェットプリンタの新商品開発に着手しており、国内販売は2024年冬以降の予定という。

富士フイルムビジネスイノベーション
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