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富士フイルムビジネスイノベーション 商業印刷向けインクジェット印刷機「Jet Press 2150CFG」を発表 毎分150mの高速プリント実現 国内発売は2023年2月

【2022年11月21日】富士フイルムビジネスイノベーションはこのほど、商業印刷向け高速ロール紙カラーインクジェット印刷機「Jet Press 2150CFG」を発表した。
国内発売は2023年2月1日。

 

高速プリントに対応

同機はシリーズの特長であるオフセット印刷に迫る高画質と、最速で毎分150m(A4カット紙換算で毎分1,968ページ相当)の高生産性を継承している。
これらにより、パンフレットやダイレクトメール、流通系の商品カタログなど、商業印刷に求められる高品位な印刷表現と、デジタル印刷ならではの機動性を両立させる。
また、外観もインクジェット印刷機「Jet Press」シリーズ共通のデザインに刷新した。

ヘッドは、枚葉型インクジェットデジタルプレス「Jet Press」シリーズに搭載されている「SAMBA」を採用。ヘッドのノズル付近のインクを絶えず循環させることで乾燥を抑制し、ノズル詰まりを防止。常に最適な吐出状態を維持し、長時間の連続出力でも安定した高画質を提供する。

 

インクの定着性UP

インクには定着材を含有させ、色再現性と階調性に優れた水性顔料インクに定着剤をを、浸透しにくいオフセット印刷塗工紙にもプレコートなしでプリントできる。
インクの浸透性が大きく異なる上質紙を含め、幅広い種類の用紙に対応。印刷会社で日常的に使用されるオフセット印刷用紙にも高画質なデジタル印刷が可能となり、商業印刷のデジタル化を加速する。
出力解像度は最高1200×1200 dpi。

印刷速度はフルカラーで最高150 m/分 (A4カット紙換算※3 毎分1,968ページ)の印刷生産性と、給紙装置および巻取装置の組み合わせにより、一度に数万ページの大量プリントにも対応する。

メイン乾燥機には大径のヒートドラムを採用し、水性インクが浸透しにくいオフセット印刷塗工紙にも高速印刷しながら強力な乾燥能力でインクを定着させる。また、オプションの補助乾燥機で乾燥能力をさらに強化することができ、インクを早く乾かすことによりオフセット印刷用紙で発生しやすい紙しわを軽減する。

 

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