【2022年8月2日】武藤工業は8月下旬、アパレル業界向け型紙カッティングプロッター「VC2-A1000」を発売する。
同機は、アパレルパターンメイキングの現場で、低価格でありながら高い操作性で定評のある型紙カッティングプロッター「VC-A1000」の後継機種。
「VC-A1000」の基本性能を踏襲しつつ、安定性、耐久性、操作性を向上。また、従来機と比較して作画時間の短縮を達成し、10%以上の生産性向上を実現した。
「VC2-A1000」は、高速・高精度なカッティングと使いやすさを追求した機能でアパレルパターンメイキングの作業効率をサポートする。
機能では「インクエンド自動検出機能」を搭載。ページ毎に作図する前に試し書きをし、ボールペンの掠れを自動検出。ペンが掠れていると自動で一時停止し、空書きの失敗を最小限にできる。
また「ペン/カット自動切り替え機能」では、ペンとカッティングホルダーを同時搭載し、交換せずに自動で素早く型紙の作成が可能。ヘッドに負荷をかけない自動切替駆動方式で安定した操作に対応する。市販のボールペンも使用可能で(直径8~12㎜)で、急なインク切れにも柔軟に対応する。
搬送では耐久性のある加圧ピンチローラーを3カ所に装備。長尺でも安定的にメディアを搬送する。
「カットユニット」は、ヘッドにパターンカッター・横切りカッターを集約し、コストカットと取り付け作業の手間を軽減する。
さらに「警報装置(ブザー)」を搭載し、エラーやその他の問題が発生すると内蔵ブザーが鳴動して警告する。
同機の最大カット圧は600gまで設定でき、使用可能なメディアは幅広い。
ロール紙を正面からセットできるので、ロール紙交換が比較的楽。
価格は1,540,000円(税込み)。
同社では、国内の販売台数を年間300台と見込んでいる。
型式:名称VC2-A1000
最大カッティング幅:1,016mm
最大カッティング長さ:110m
最大メディアセット幅:1,326mm(カット紙)、1,160mm(ロール紙)
最小メディアセット幅:50mm
ピンチローラ数:3
駆動方式:DCサーボ制御
カット圧:10~600g
カッティング速度:4段階切り替え(全方向)*2High:1,200mm/sec.Middle:1,020mm/sec.
Normal:600mm/sec.(初期値)Low:390mm/sec.
最大加速度:41.16m/s²(4.2G)
機械的分解能:0.006mm
ソフトウェア分解能:0.025mm
距離精度:±0.254mmまたは±0.1%(いずれか大きい値)
再現性:±0.1mm
装着ペン本数:1本+カッター1本(計2本)
使用可能ツールカッター、ボールペン
使用可能ペンホルダー径8-12mm
ロール紙管径:3インチ
セット可能なロール紙外径:165mm以下、質量20㎏以下
コマンドの種類:HP-GL,HP-GL/2
インターフェイス:USB2.0(FullSpeed)、シリアル(RS-232C),Ethernet
メモリバッファサイズ:16MB
環境条件温度:15°C~30°C湿度:25%~75%
定格電源:AC100~240V,50/60Hz
消費電力:最大252W以下
外形寸法:(WxDxH)mm*51,614x606x1,149mm(用紙トレイ最大展開時1,320mm)
質量:67kg(スタンド含む)
スタンド、メディアバスケット標準装備
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