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偽造防止マーキングシステム「KiiSpot(キースポット)」を発売 スマホのアプリで1個ずつ真贋判定 サトーヘルスケアとマイクロ・テクニカ

【2018年6月15日】サトーグループのヘルスケア事業会社サトーヘルスケアと、 画像検査で知られるマイクロ・テクニカが共同で、偽造防止マーキングシステム「KiiSpot(キースポット)」を開発した。

KiiSpot概要図 サトー

「KiiSpot」は、医薬品などの個装箱や外箱(段ボール)に偽造防止マークを印字し、比較的簡単に真贋判定できるシステム。
同システムでは、暗号アルゴリズムで生成されたマーク(偽造防止マーク)をバーコード類の付近へ複数印字。判定の際は、これをスマートフォンの専用アプリで撮影、クラウドシステムにつないで個体識別を行う。

同じバーコードを印字された商品やケースであっても、偽造防止マークが印字されることで審議の判定が可能。
医薬品などの製造時に、偽造防止マークを個装箱や外箱に印字・検査し出荷すれば、流通(卸売)の現場や調剤薬局・病院ではもちろん、患者自身も真贋判定ができる。
また、製薬メーカーは、いつ、どこで真贋判定が行われたかもデータを収集でき、判定結果についてのアラート通知も受け取れる。

KiiSpot概要図 サトー

「KiiSpot」の導入には、印字用にサトー製のラベルプリンタ「スキャントロニクス CL4NX-J シリーズ」、個装箱への印字にはパナソニック デバイス SUNX 製の CO2レーザーマーカー「LP-400 シリーズ」、検査用にマイクロ・テクニカ製のバーコード検査装置「RSC-1000」などを用意している。

サトーヘルスケアとマイクロ・テクニカでは、「KiiSpot」を今年9月から医薬品関係に販売し、偽薬の流通防止に取り組むとしている。

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