【2019年6月7日】グリーン・サステイナブルケミストリーネットワーク(GSC)はこのほど、「第18回(2018年度)GSC賞」の受賞者を発表。「経済産業大臣賞」は、花王の「インクジェット用水性インクによる軟包装フィルムへの印刷の実現」が選出された。
「GSC賞」は毎年、環境負荷低減や経済・社会環境に好影響を与える技術など、優れた業績を挙げた個人、団体を表彰している。
「第18回GSC賞」は2018年9月から11月にかけて募集し、技術専門委員からなる一次選考委員会では書類選考、各界の有識者からなる二次選考委員会では候補者によるプレゼンテーションと質疑により選考した。
その結果、経済産業大臣賞、文部科学大臣賞、環境大臣賞各1件、ベンチャー企業賞2件、奨励賞4件の合計9件が選出された。
「経済産業大臣賞」の花王「インクジェット用水性インクによる軟包装フィルムへの印刷の実現」は、少量化が進む軟包装印刷を、油性グラビア印刷からインクジェットでの印刷に切り替える画期的な技術。インクの低乾燥に由来する低画質を顔料ナノ分散技術で解決しており、グラビア印刷では必要だったVOCの排出も抑えられる。
なお、表彰式は6月24日(月)に東京国際フォーラムで開催される「第8回JACI/GSCシンポジウム」の1日目に行われ、受賞者による講演が行われる予定。
受賞技術は以下の通り(「製品名」団体名・制作者名の順)
経済残業大臣賞
「インクジェット用水性インクによる軟包装フィルムへの印刷の実現」
花王・江川剛氏、黒田あずさ氏、川口太生氏、坂上奨氏、田村裕一氏
文部科学大臣賞
「フロン23を用いるトリフルオロメチル化反応の開発」
名古屋工業大学・柴田哲男氏
環境大臣賞
「高性能発泡プラスチック断熱材における断熱性能とその長期維持特性の向上」
旭化成建材
ベンチャー企業賞
「バッテリーを再利用するための診断・選別技術の開発」
ゴイク電池・田畑英志氏
ベンチャー企業賞
「無機フィラー高充填型素材の開発と実用化」
TBM
奨励賞
「燃えにくい新規電解質を用いた高安全高エネルギー密度リチウムイオン二次電池の開発」
日立製作所・宇根本篤氏、川治純氏、奥村壮文氏、東北大学・本間格氏
「未利用バイオマス資源を原料とするバイオ増炭+触媒脱酸素によるC4化成品合成」
ダイセル、東北大学・冨重圭一氏、中川善直氏、日本大学・春見隆文氏、荻原淳氏
「採血不要、廃棄物ゼロ、非侵襲血糖値センサーの実用化に挑戦」
ライトタッチテクノロジー・山川考一氏
「ヒドリドイオンを含有した新規固体触媒の開発と低温アンモニア合成への応用」
東京工業大学・北野政明氏
詳細は以下から
http://www.jaci.or.jp/gscn/page_03/awards/gscaw-2018.html##
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