【2025年12月5日】丹青社は、“また行きたくなる、○○な空間”をテーマに作品を募った「丹青社空間アワード2025」の結果を発表した。
171点の応募に対し、一次・二次審査を経て審査員特別賞の選定と最優秀賞候補の選出を実施し、最終審査会では応募者が審査員の前でプレゼンテーションを行った。厳正な審査の結果、計11点の入賞作品が決定し、12月3日に表彰式をおこなった。

最優秀賞および審査員特別賞には、東京大学の柴﨑玲那氏と佐伯航太郎氏による「夢想列車」が選ばれた。優秀賞には東京都立大学大学院の小林侑香子氏による「書店員と読者をつなぐ 本棚の街」が入った。学生賞は東京工科大学のグループ「AG3」による「アスレクック」が受賞した。
そのほか、Majikitchen(Vox Japan)の「影との対話」、さらの藤原丞氏による「自然と調和するリトリートカフェ」、COLLINO一級建築士事務所の車田暁氏と志鎌のり子氏による「MIND GYM」、長岡造形大学の大﨑花音氏による「ちくちく」、日本女子大学の近藤帆波美氏による「おやこマルシェ」、福井大学のグループ「春空」による「宙に浮かぶ」、竹中工務店の西尾依歩紀氏と空間創研の藤本彩氏による「next toilet→」、高崎経済大学の山崎誠英氏による「わびさびを日常に」が入賞した。

表彰式で丹青社の小林統社長は、2024年度から掲げるパーパス「空間から未来を描き、人と社会に丹青を。」を紹介し、本アワードが多様なアイデアを受け入れる場として発展していると語った。また、企業の枠を超えた対話が可能になる点をアワードの価値として挙げ、参加者や協力者に感謝を述べた。
丹青社空間アワードは、次世代の空間づくりを志向する個人や団体に開かれた協創の場として位置づけられている。丹青社のクライアントも審査に参画し、応募者との対話を通して未来の空間の可能性を探る取り組みとなっている。
コンテスト協力はJDNがが担当。同協会は「Japan Design Net」を起点としたデザイン情報メディアの運営に加え、コンテスト企画の支援を続けている。
さらに、メディアパートナーとして、日本最大級のコンテスト情報サイト「登竜門」も参画した。
「空間アワード2025」公式ページ
https://www.tanseisha.co.jp/tdaward/
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