【2021年5月21日】リコーは2022年秋、国内商用印刷市場向けに枚葉タイプ(カットシート)の高速インクジェット・プリンティング・システム「RICOH Pro Z75」を発売する。
「RICOH ProZ75」は、リコー初となる印刷事業者向けの枚葉インクジェットプリンタ。
新開発の水性顔料インクとリコー独自のプリントヘッドの組み合わせにより、画質はオフセットに迫る。また、水性顔料インクは環境負荷リスクも低い。
出力速度は、片面最大 4,500 枚/時1,200dpi×1,200dpi の高解像度に加え、自動両面印刷機能も搭載している。
対応用紙サイズは最大545×788mmの四六半裁サイズまでサポートし、オフセット印刷機と同等の多面付けが可能となった。
用途は、マニュアルやパンフレット、書籍などさまざまな小ロット印刷物を想定している。
さらに、薄紙で発生するコックリング(ひじわ)を強力に低減させる新開発の乾燥システムを搭載した。
同社では「現在、デジタル機を検討・導入しているお客様から多く聞こえてくるご要望は、更なる高生産性、薄紙対応、両面印刷対応、低ランニングコスト、四六半裁サイズ対応、そしてスキルレスによる容易な人材確保に関するもの」としており、同機は「これらの要望に応え、印刷事業者の課題解決を後押しする」としている。
リコーは同機により、印刷事業者のデジタル化への移行を加速させ、新たな事業領域の拡大、環境負荷の低減に資するという。
Copyright © 2025 プリント&プロモーション . ALL Rights Reserved.