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フォーム工連「経営シミュレーションセミナー報告会」 来年度も継続へ


【2017年12月18日】日本フォーム印刷工業連合会(フォーム工連)と関東フォーム印刷工業会(関東フォーム)は12月11日、東京都中央区新富の日本印刷会館で「経営シミュレーションセミナー報告会」を開催。組合員など約50名が参加した。

本文・写真取材協力 フォーム工連 山口実専務理事

フォーム工連 MG報告会

 

アイ・シー・ラボ 川口福太郎社長

冒頭、「経営シミュレーションセミナー」の講師を務めたアイ・シー・ラボ社長の川口福太郎氏が以下のように概要を説明した。

このセミナーでは、MG(マネジメントゲーム)を通して、参加者全員が経営感覚を体感し、MQ管理会計による利益が出る管理会計を学べる。
また、学んだことを活かすには「全員経営」を目指し、「参加意識(自主性の芽生え)」、「ありたい姿の定義(ゴールツリー)」、「見える化」、「しっかり評価する制度設計」など、制度のみではなく「社員の思い」も両立して進める必要がある。

 

開催状況

これまでの「経営シミュレーションセミナー」の開催状況の報告を太平洋印刷の福武憲昌氏が行った。
第1回目は、今年の3月11日に、7社から20名が参加して朝9時からセミナー終了後の懇親会を含めて夜9時頃まで実施。
さらに6月24日から25日は裏磐梯レイクリゾートに泊まり込んで早朝から深夜まで、MGによるセミナーを実施した。
また、12月には関西フォーム印刷工業会や、会員企業の社内教育としても経営シミュレーションセミナーが実施された。参加企業は延べ16社、参加者は延べ100名。

 

参加者から報告

次に「経営シミュレーションセミナー」に参加された様々な立場の4名の方々から報告があった。

木万屋商会 営業部 課長代理の石坂 亨 氏
初回はルールを覚えることや進行 に付いていくだけで手一杯 で気が付いたら終わってしまってた。
しかし、販売力や製造力、在庫数、人員、差別化戦略等、実際の経営を体感できる MGを通して、どうやって利益を残すのかを考え始めた。
営業であれば「製品を高く売る」 「製品を数多く売る」 、製造なら「コストを抑える」 「効率よく製造する」 など、社員一人ひとりの意識の共有化により、会社を強くする MQ管理会計を知った。

昇寿堂 本社総務の藤井 直幸氏
「経営シミュレーションセミナー」に参加し、社員一人一人が会社の業績数字と自分の仕事のつながりが理解できるようになった。経営について興味を持つことが重要だと思う。
また、MGを通して、経営の一貫的な流れが見られ、将来のビジョンを持つことの大切さを感じた。

三郷コンピュータ印刷㈱ 常務取締役の高市智子氏
「利益を生むために、どのように管理するか、自社で考えていきたい」との目的を達成するには、日頃考えていることを書き出し、ゴールツリーにまとめることが大事。
目指す姿を明確にすることによって、日々の活動が利益につながることの意識が変わった 。工場ではコスト意識が上がり、営業では価格競争の受注ではなく、利益を意識した営業活動が必要なことが分かった 。また営業視点のみならず、工場や経営の視点も得ることができ、経費の使い方なども意識するようになった。

山川印刷所 代表取締役社長の立花 志明氏
当社は部門別採算を進めるために組織変更。全部門で月ごとの損益管理を行なっているが、今後は経理が作成し各部門に提示するのではなく、各部門で自分たちの収支を日々管理することを実践したい。
このためにはMGが非常に有効だと考え、社員24名が参加するMGを社内で行なう予定。

 

MQ管理会計活用ステップ

最期に講師の川口福太郎氏から「見える化による全員経営の実現に向けて」と題して、印刷業におけるMQ管理会計活用ステップとして、STEP1「実績をMQ管理会計表で見る」、STEP2「リアルタイムに進捗を見る」、STEP3「見たいくくりで見る」、STEP4「本質を捉え、要素に分解する」という、4段階のステップを紹介した。

フォーム工連 MG報告会

参加者からは「非常に内容の濃い勉強になった報告会であった」との声があり、フォーム工連では、来年度も継続して「経営シミュレーションセミナー」の開催し「報告会」を定期的に実施致していく、としている。

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