【2017年3月13日】日本フォーム印刷工業連合会は3月11日、東京都中央区新富の日本印刷会館で「経営シミュレーションセミナー(MG)」を初開催し、26人が参加した。
「経営シミュレーションセミナー(MG)」は、アイ・シー・ラボ社長の川口福太郎氏をメイン講師に行われた。一般的な勉強会とは異なり、参加者全員が経営者となり、ゲームを進めながら、経営を仮想体験できるもの。
ゲームとは言いながら、 決算フローシートと資金繰表が渡される本格的な仕様で、これらを記入しながら進行していく。
このため、ゲームを進めることにより、経営戦略に活用しやすい「MQ会計表」の読み取りと記入ができるようになる。
ゲームでは1テーブルに最大6人がプレイヤーとして参加。交代でカードを引き、「意思決定カード」を引いた時は記載された「社員教育」や「研究開発」「広告」などの意思決定を行い、「リスクカードを引く」を引いた場合は、さまざまなリスクが記載されている「リスクカード」を引き、その内容に従わなければいけない。
「リスクカード」には「ストライキ発生」「ワーカーの退職」など、会社にとってマイナスの内容と、「教育成功」「研究開発成功」など上振れのリスク(良い結果)も含まれている。
1期(1ゲーム)は説明を入れながら30分ほどで終了し、複数期を繰り返しながら、経営を体感する。
講師は「勝つことはもちろんだが、意思決定を極端にするなど、自社が普段はやらない経営の方法をとることで、さまざまな形の成功や失敗を経験できる」と説明する。
ゲームは製造業をモチーフにしているが、美容室や歯医者に特化したバージョンもあり、多様な業種に対応できる。大手通信会社で社員教育に採用されており、「飲食業チェーン」店長の教育に取り入れたケースもある。
今回も参加者は、白熱したゲームを楽しみながら、経営を学んだ。
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