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第4回「S&D AWARDS」 グランプリはフロウプラトウ「Shibuya Sakura Stage-FIND NEW WAVE-」マスコミ文化協会主催 

【2024年11月21日】第4回「S&D AWARDS」の贈賞式が11月20日、東京都港区の品川フロントビルで開催された。

マスコミ文化協会は、屋外プロモーション業界の専門誌『月刊サイン&ディスプレイ』を60年以上にわたり発行する会社。
「S&D AWARD」は2021年、第1回が開催され、今年で3回目。今回は『月刊サイン&ディスプレイ』の2023年7月号から2024年6月号までに掲載された、屋外広告や空間演出などの中から、11作品がグランプリ候補となった。

当日は、ノミネート企業の代表がプレゼンテーションを行い、出席者の投票(1人2票)によって「グランプリ」「準グランプリ」が決定した。

グランプリは「Shibuya Sakura Stage-FIND NEW WAVE-」(フロウプラトウ)、準グランプリは「大ネオン展」(アオイネオン)だった。

「Shibuya Sakura Stage-FIND NEW WAVE-」は、渋谷にできた多目的施設さくらCHORUS&INTER-SQUAREの常設演出。「さくらCHORUS」と「LEDモザイク」が、渋谷に新たな人の流れをつくり出す。

「大ネオン展」は、ネオン管製作で知られる青井年が企画したコラボレーションするネオンアートの殿堂。ネオン管とさまざまなジャンルのアーティストの作品が交わる作品が作成され、会場にはネオンを”新しい”と感じる若い世代や、外国人観光客などが多く訪れた。

式典の最後に主催者を代表してサイン&ディスプレイ編集長の倉田大資氏が参加者に感謝の言葉を述べた後「同賞は今回4回目になるが、事例と制作者のプレゼンを同時に聞けるのはここだけだ。そして優秀な制作者同士が集まり情報交換できる。実際にここで交流し、そこから生まれた作品もあるのでぜひこの後も交流をしていただきたい」と呼び掛けた。

 

受賞者コメント

グランプリ
フロウプラトウ 有國恵介氏

こういったコンテストには応募してこなかったので、主催者に推薦していただく形で参加し、このような賞をいただけたことはうれしい。私は常設の空間演出を中心に行ってきたが、それがこのように評価されたことでこの領域は広がっていく大きなポイントになるのではないかと感じた。

準グランプリ
アオイネオン 荻野隆氏

まさかこんな昭和チックなものが、最先端の事例とともに候補となり準グランプリまでいただけると羽思っていなかった。
実はネオンを作る職人は国内で50人程度しか残っておらず、弊社でも1人しかいない。弊社自体が、仕事の多くがネオンと関係のない事業のになっている。
このようになかなか未来の見えないネオンだが、最後までそれに抗っていきたいと思う。

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