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「JIVM2020」の第1期が閉幕 大野代表が最終セミナー 来場者数などを公表し「収穫と課題」を報告


【2020年8月11日】「ジャパン・インクジェット・ヴァーチャル・メッセ2020(JIVM2020)」が今日7月31日、第1期の展示&セミナーを終了した。
運営は大野インクジェットコンサルティング(OIJC)。

「JIVM2020」は、OIJCのサイトを使ったバーチャル空間のインクジェット(IJ)プリント印刷資機材展。本来、今年開催予定だった「drupa2020」の開催時期に合わせて、6月1日に開幕し、多くのインクジェット業界のサプライヤーやプリントサービス会社などが出展した。

2カ月にわたって連日行われたセミナーやカンファレンスに関しては、7月31日で終了したが、展示用サイトは2021年3月末までは閲覧で、セミナーなども今後随時開催する予定。

第1期の最終日となる31日午後4時から、主催者の大野彰得代表がイベントを振り返る最終セミナーとあいさつを行った。

 

大野氏セミナー&挨拶(要旨)

2020年6+7月の2カ月にわたって行ったイベントでは展示と同時にウェビナーを開催した。これを定量的・定性的に振り返り、次ステップ構想をお話しする。

まずアクセスは日本を中心に、北米や欧州、アジアからもあり、国際的なイベントとなった。
訪問者は34,000人超(ユニークユーザー)で、OIJCサイトの前年同期と比べ倍以上の訪問があるなど、盛り上がりを見せた。また、新規ユーザーが多く、イベント開催によって得られたユーザーと考えられる。
しかし、訪問滞在時間が短く、半分程度がすぐにサイトを去るなどの課題もあった。

これらで分かってきたことは以下の通り。
・サーチエンジンから来た「一見さん」と固定客がいる
・一見さんは「冷やかし」も多いが顧客層を広げる機能はある
・固定客には「メルマガ会員」と「DIRECT」がある
・メルマガによる更新告知は非常に有効
・プッシュ型で注意を喚起
・メールのシェアによる顧客拡大

また以下のような課題がある。
・海外からのアプローチ
・英語と日本語ページとの両立問題
・英語メルマガ
・システマティックな市場開拓(8+9月のテーマ)

各出展者では、リコーの訪問者が圧倒的に多く、富士フイルム、コニカミノルタ、エプソンなどがこれに続いた。
リコーは、サイトの更新など活性化率が高く、上位企業は個々のメルマガの登録者数が多くそこからの流入数が底上げしていると考えられる。

イベントの反響として、手ごたえを感じたコメントをいただいている。
・価格が安い(通常経費で対応できる)。
・ピンポイントの業界に訴求できる(効率的)。
・Webinarの内容が豊富、各企業の姿勢などが垣間見られる。
・各社ほぼ1ページ内でまとまっているので見やすい。
・移動時間を気にせず気軽に参加できる点、無料である点、キーパーソンが集まっている点、・同業者のコミュニケーションのきっかけとして活用できる点がよかったと思います。
・メルマガによる最新情報の告知も役立ちました。
・Webレイアウトがシンプルで見やすいのが良いですね。

ウェビナーに関しても非常にポジティブな意見が多かった(主な意見の要旨を抽出)。
・ウェビナーは、限られた時間で要点がまとめられており、ピンポイントで効率的に選択できる点が非常に良かった。
・大型の展示会に代わり1.Webinarによる興味付け、2.個別バーチャルデモ実施、3.リアルデモによる体験・評価実施、というパターンを新たな販売プロセスとして構築していきたいと思います。
・Webinarを単独でやるのは集客面で課題があり、今後も引き続きJIVMのような顧客やプレイヤーが集まるVirtualカンファレンスが開催されることを期待しております。
・予想していた以上にWebinarのインパクトが大きかった。Youtubeで公開いただいたことも効果があったように感じた。
・大野さんが途中で口をはさんでくださる(=特に、聴衆が疑問に思うところについて突っ込んでくれる)ので普通の発表(リアル、Web問わず)より理解が進んだ。

一方で改善要望もあった(主な要望の要旨を抽出)
・ウェビナーに対する質問事項の一覧を視聴時に見たいです。
・内容によってWebinarが定員オーバーになり視聴できない場合、サイト内でもよいので、一定期間の動画配信を行ってほしい。
・自粛解除後は出社が基本となってしまい、リアルタイムでウェビナーを受講することができなくなった。
・海外へのプロモーションという視点では有効活用できませんでした。
・Drupaみたいな海外有名展示会とコラボなど。
・展示ホールは各社のポータルに留まらず、もう一工夫すると良いかなと思います。
・Webinarはパネルディスカッションを是非もっと追加して下さい。
・Press Conferenceをいくつかできると良かった。

今後については、常設展はそのままに、8月、9月は休憩・準備期間とし、ウェビナーや記事更新は随時可能とする。また、メルマガは従来ペースの週1回とし、10+11月には、「JIVM2020_Fall」とし、秋のイベントを開催したい。さらには2021年にはリアル・コンファレンスも開催できればと思っている。

今後「JIVM」では、特定セクターの展示会ではなく、インクジェットに関わる企業・人・団体の広範囲で緩いコミュニティの形成と知恵の蓄積を目指す。また、新規参加やスポンサーを歓迎する。

 


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