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まなびのば 子どもたちが商店街テーマに世界に一つだけの「大判かるたづくり」 製作でミマキが協力 

【2016年1月13日】「まなびのば」は地域に根差した新しい学びの場を提供する任意団体。賛同した親子で構成されており、農業体験やカレンダーづくり、独自の学習会など実践による学びを提供している。

そんな彼らが今回取り組んだのは商店街のお店と品物を題材にした「かるたづくり」。しかし、世界に一つだけのオリジナル大判かるたは、印刷コストが大きな障害となってしまった。

今回の「かるたづくり」は、同団体の代表である村上好さんの地元東京大田区の希望ヶ丘商店街を題材にした。
1月9日と今週1月14日に小中高校生らとその保護者が親子で取材。店舗を回り、そのお店の「おすすめ商品」や「名物商品」を店主などから聞いた。
「かるた」はこの内容を子どもたちが読み札にし、店舗で店主らが商品と一緒に写った写真を取り札にする。

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村上さんは「いつもは大手スーパーで買い物をしている親子にとって、商店街のお店は新鮮で、こんな商品があったのかという声が聞かれた。これは、お店側にとっても絶好の宣伝する機会となるはず」。
また、店にとっては、子供に読み札を作ってもらう嬉しさがあり、子供たちは「自分が取材した内容がかるたになる!」というものづくりの喜びがあり、それぞれにメリットがあるという。

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読み札のサイズは新聞大の406×545mmと超大判で企画。ところがいざ印刷するという時になり問題が発生した。
世界で一組しかないかるたは極少量生産になってしまう。印刷通販会社のサイトで調べたところ10万円以上予算をオーバー。一度は、印刷を断念し、サイズもA4判に縮小、写真をプリンタで出力したものを厚紙に貼って間に合わせるつもりだった。しかし、そこに救世主が現れた。

大判のインクジェットプリンタ(IJP)を販売するミマキエンジニアリングが、この企画に賛同し、取り札のプリントにUV硬化型のIJPを提供することになったのだ。今後、スチレンボードを「まなびのば」が持ち込み、同社で出力を行う。
どんなかるたができるのか、興味深い。

完成したかるたは1月31日(日)に行われる「希望が丘の新春もちつき大会」内の「昭和の遊び」イベントで披露される予定。ケンケンパやメンコ、だるまさんが転んだ、紙芝居などと合わせて、子どもたちが参加する「かるた大会」が実施される。

懐かしい遊びとともに子どもたちの笑顔がはじけそうだ。

「希望が丘の新春もちつき大会」の詳細は以下のホームページから
http://ishikawadai-kibou.com/home/index.html

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