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【新年度挨拶特集】京セラグループ 谷本秀夫社長 平成30年度 入社式 社長訓示

【2018年4月3日】本年も、未来への夢と希望にあふれた新しい仲間をお迎えすることができ、心から嬉しく思う。
京セラは昭和34年に従業員28名で創業し、この4月で創立満59年を迎えた。現在、京セラグループは、
全世界に約7万名の社員を有し、売上高約1兆5千億円のグローバル企業へと成長した。

京セラグループ 谷本秀夫社長

創業当時、京セラは十分な資金もない中、互いに助け合える仲間の「心」を拠りどころとしてスタートした。以来、私たちは社員同士の強い信頼関係を大切にし、人の心をベースに経営を行ってきた。こうした京セラグループの文化や考え方は、私たちの成長と活力の源泉であり、これからも大切に守り続けていかなければならない。

 

2020年売上2兆円へ

現在、京セラグループの主要市場である半導体関連市場や車載関連市場などは、今後も堅調な成長が見込まれている。また一方で、IoTの進化や発展により、新たなビジネスチャンスが生まれている。
このような事業環境の中、私は、既存事業の拡大と新規事業の創出を本年の経営方針とした。既存事業の拡大では、AIラボやロボット活用センターを設置し、生産現場に最先端技術を取り込み、生産性を倍増させる。

新規事業の創出では、部門を超えた連携やグループ会社とのシナジー効果により、グループの総合力を発揮する。さらに、M&Aなど外部との協業を加速し、新製品の開発やマーケットの創造を行う。これらの推進により、2020年度には、売上高2兆円の達成を目指す。

本日、京セラグループの一員になられた皆さんに、大切なことを2点伝えたい。1点目は「与えられた仕事を好きになる」こと。与えられた仕事を好きになる努力をし、自分の仕事を天職と信じ、打ち込んでいただきたい。全力を尽くして仕事をやり遂げれば、大きな自信と達成感が生まれ、次の目標への意欲がわいてくる。それを繰り返すことで、さらに仕事が好きになり、どんな困難も苦労に感じることなく、より大きな成果を上げられるようになる。

2点目は「高い目標をもつ」こと。京セラは、創業当初から「いつかは世界一の会社になる」という高い目標を掲げ、毎日、地道な努力を積み重ねてきた。それは個々人においても同じであり、明確な目標を持ち、それに向かって日々努力を続けることが必要だ。

私たちの目標である世界中から尊敬される企業「ザ・カンパニー」の実現には、創造力とバイタリティにあふれた皆さんの若い力が必要であり、一日も早く各職場で戦力となり、大いに活躍することを心から期待している。今日から始まる皆さんの新しい人生が素晴らしいものとなることを心から願っている。

京セラ新入社員 2018年

※原文のまま掲載しています。

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