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日本HP 岡社長が2018年の事業について説明 「デジタルプリンティングは成長事業」


【2018年1月26日】日本HPは1月24日、東京都港区北青山のザ ストリングス 表参道 で「事業説明会」を開催。岡隆史社長らが登壇し、現状や2018年の事業方針、方向性、製品の開発状況などについて発表した。

 

事業説明

岡隆史社長

日本HPは昨年、売り上げで9%成長を記録し、中でもパソコン事業は二けた成長だった。
一時減少していたプリンタ事業も成長に転じた。
分社後2年、成長を続けてきたが、会社としての追求するのは、「世界初のイノベーション」ということだ。
世界初といわれるようなテクノロジーをHPから世の中に出していきたい。

 

当社にはHPラボという組織があるが、そこでは4年後5年後を予測。さらに10年から20年先のトレンドなどを考えている。
そこでは「人口が増える」「多くの人が都会に住む巨大都市ができる」などといった予測がなされている。当社ではその中でどのような媒体を作るかということを考えている。

現在注目しているのは「パーソナライズ」「モビュリティ&セキュリティ」「サービス化」「BlendedReality(ブレンデッドリアリティ)」の4つだ。
また、将来注目されるのは「3Dトランスフォーメーション」「IoT」「マイクロ流体力学」「ハイパーモビリティ」だ。

さて、事業分野では、コアとするのは売上33兆円の「PCとプリンタ」、さらに成長事業として24兆円の「ワークフロートランスフォーメーション」があり、ここにデジタルプリンティングが入っている。
将来を見据えた事業では「イマーシブ&VR/AR/3D」がある。

デジタルプリントでは菊池襖紙工場の事例がある。同社は「HPLatex3600」でオリジナルの襖紙を出力している。
PageWide高速印刷は、全世界で600億ページ(A4)を印刷している。
さらに、3Dプリントはまったく異なる業界相手のビジネスで、完成品に使ってもらおうというものだ。

 

デジタルプリンティング

執行役員デジタルプレスビジネス事業本部 小池亮介本部長

デジタルプリンティングは大きな転換点に来ている。
印刷は最終的に物品を作成するというITからかけ離れた世界。しかし、HPではそこに向けて、「PrintOS」を展開している。
工場を一つのマシンととらえ、そこをすべて「PrintOS」でカバーしようということだ。
IoTが盛んに言われているが、当社の機械にはセンサーが付いており、このセンサーからすべて数値を管理でき、クラウドベースで製品管理が可能となっている。
この「PrintOS」は、すでに世界で3000近いユーザーが活用している。

印刷機の種類では、液体トナーとインクジェットがある。
液体トナーは紙以外にもプリントできることが特徴でさまざまな用途で活用されている。当初は50億枚を目標としていたが、現在は350億枚(A4換算)がプリントされている。

一方のインクジェットは累積2500億ページ(A4換算)が生産されている。高速印刷が可能であることから、デジタル化の途上にあるコルゲート市場(段ボール)に向けても販売を進めており、現在は小ロットのみだが、さらに大ロットを取り込む。

このほか、3Dプリンティングビジネス部の秋山仁部長が、3Dプリンタについて言及。
「フルカラー製品を開発中で、遠くない将来に発売したい」と話した。

 


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