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ヤマト 「三辺自動梱包機」を日本初導入 梱包から送り状まで自動化し、生産性は10倍に

【2017年11月15日】ヤマトホールディングス傘下のヤマトロジスティクス(YLC)はこのほど、フランスから輸入した「三辺自動梱包機」を厚木ゲートウェイに導入。新たな法人向けソリューションの提供を開始し、10月25日から、Real Styleの協力で運用している。

この「三辺自動梱包機」は、ヤマトグループが進める「バリュー・ネットワーキング」構想により、ヤマト包装技術研究所が仏ネオポストグループから購入したもの。
「三辺自動梱包機」の導入は日本初。

「三辺自動梱包機」は、機械サイズが長さ18.03×幅6.57×高さ2.63m(機械本体、カードボードミル含めて3.72m)。設置必要スペースは長さ19.50×幅8.00×高さ4.00m。
1時間あたり最大456箱を梱包できる。

導入により、従来の人手よる梱包と比べ、約10倍に生産性が向上する上、送り状の発行・貼付けまでの作業をすべて自動で行える。
システムは常に商品の三辺(縦・横・高さ)を計測した上で梱包するため、商材の形状に合った最適な梱包が可能。緩衝材を削減し、環境負荷も低減できる。

また、事前に梱包資材を準備するスペースが不要となり、設備コストの負担も抑えられることも特長の一つ。
輸送時も梱包サイズの適正化により、積載効率も向上する。

ヤマトグループでは「物流業界が現在抱えている課題を解決するための一つの手段としてデジタル化・自動化を進めることで、作業現場での生産性を飛躍的に向上させ、業界全体に貢献する価値提供を推進」としている。

 

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