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【IGAS2015特集】日本HP 岡隆史社長らがポートフォリオなど説明 日本の要求からグローバル品質も高める

【2015年9月12日】日本HPは9月11日に開幕した「IGAS 2015」にあわせて同日午後12時30分から、東京ビッグサイト会議棟で、記者発表を行い新製品の発表やグラフィクスソリューションに関するポートフォリオの強化などについて、岡隆史社長や来日した担当幹部などが説明した。

IGASでは、従来の印刷分野向けの製品に加え、サインディスプレイや板紙・段ボール印刷向けの製品を拡充。「HP Latexシリーズ」や「HP Scitexシリーズ」の新製品を発表した。また、「HP Indigo7800」向けに蛍光ピンクインキを追加するなど新たな展開を見せている。

IGAS開幕 003

主なスピーチの概要は次の通り。

日本HP 岡隆史社長

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日本HP では世界で選ばれている最先端の製品を日本のお客様にお届けしたい。また、日本のお客さまに最適化した製品を目指し、サポートやサービスで日本独自の工夫を重ねていく。
日本のユーザーからの要望でピンクの蛍光インキを製品化し、今回展示している。
日本は品質への要求が非常に強いので、パートナーの皆さんと一緒になって、日本であるべき品質を求め、そこからグローバルの品質レベルをも高めていきたい。

当社のビジネス展開の例ではPCも日本でナンバーワンだが、一番強いのはプリンティング分野。1台5000円のコンシューマ向けからオフィス、デジタル印刷、産業用のプリンタまで、マーケットシェアを持っている。テクノロジーシンボルとして紹介できるものがたくさんあり、IGASでもたくさんの製品を紹介しているがまだ展示スペースが足りないぐらい。本日も当社が盛るプリンティングの深さを体感していただきたい。

 

ヒューレット・パッカードカンパニー アジアパシフィック&ジャパン
マイケル・ボイル バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー

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今、世界で51億ページが印刷されており、プリントは高いレベルが求められている。日本はその中でもさらに高いレベルを持つ先進国だ。HPの製品も多くの会社に早い段階から採用いただいている。

世界の事例ではシェア・ア・コークで、40億枚のラベルが印刷された。日本でも米パックのダイレクトメール「オコメール」が登場するなど、さまざまな展開がある。
蛍光ピンクの開発も日本。大判インクジェットプリンタでは、ラッピングバスなどでも活用されている。

ヒューレット・パッカード カンパニー
アロン・バーシャニー バイスプレジデント 兼 ゼネラルマネージャー

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私が最初にIGAS来たときはオフセット印刷機ばかりの展示だった。しかし、ここ10年でオフセットの需要はマイナス61%と確実に下がってきている。
私自身は2000年ごろから「オフセットに投資するのはあまりいことではない」と言い続けてきた。最初は本気と受け取られなかったが、今ではデジタル印刷機が現実的な印刷方式として認識されている。

今日、印刷でやりたいことはすぐにインディゴですぐに可能となった。7色でもメタルでも、薄くても、厚くても可能だ。また、軟包装でもラベルでも商印でも、サイズはB1でも印刷できる。
このように当社の印刷機は、コモディティ化させず、さらに付加価値を付けていきたい。

シェア・ア・コークのためにソフト「モザイク」を開発し、バドワイザーでも20万種類デザインの異なる缶を印刷した。こういったことから、商品を売るためにはソーシャルメディアやeメールを使うより、プリンティングの方が直接で効果的という意見が出てきている。

印刷機でさまざまなものを試し刷りできるようになった現代、音楽の世界と同様デジタルにより、印刷の民主化が始まるだろう。

このほか、「HP Scitex 15500 コルゲートプレス」を導入し段ボール印刷をデジタル化するダイナパック 杉山喜久雄常務が登壇し次のように話した。

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段ボール業界は差別化しづらいことが業界の課題となっている。
これは段ボールの素材も印刷機も一緒だからだ。そこではイノベーションが生まれにくい。もう一つの問題は市場創造ができていなこと。GDP産業といわれており、GDPのの増減に合わせて売り上げも増減する。これも何とかしたいと考えた。

これらの課題を解決するため、Scitex 15500 コルゲートプレスを埼玉県の川越工場に1月に導入する予定。デジタル機による事業は都市型のビジネスになるだろう考えてこの地を選んだ。
オフセット並みの美粧性で段ボールに直接印刷でき、短納期、小ロットでの生産が可能だ。導入により新市場を想像する。段ボール市場は1年間で136億平方メートル、この市場に5%でも、10%でも需要創造したい。

 

 

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