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コニカミノルタ 産業印刷部門で海外初拠点 デジタル印刷推進し3600億円目指す


【2016年11月9日】コニカミノルタはこのほど、産業印刷事業の成長に向けた戦略拠点をフランスに開設した。コニカミノルタが基幹事業以外で海外に拠点を設置するのはこれが初めて。
これに合わせて同社では、産業印刷事業の中長期戦略を発表している。

産業印刷の中心地欧州での展開

コニカミノルタが目指すのは、顧客のワークフローをデジタル技術によって変革し、より便利で生産性の高い働き方の提案を行う、「課題解決型デジタルカンパニー」。産業印刷の領域であるラベルやパッケージ、テキスタイルなどがターゲットで、その市場規模は50兆円としている。
コニカミノルタはこの市場での「デジタル化の拡大余地は非常に大きい」と考えており、デジタル化による多品種小ロット、短納期の実現と、印刷作業の効率化を助けるソリューションを提供し、事業拡大を図る。

コニカミノルタ デジタル 産業印刷
デジタル印刷されたラベルやパッケージ

今回のフランスへの拠点設置では、最先端の産業印刷業者や関連機器メーカーが集結する産業印刷ビジネスの世界的発信基地で、市場でもある欧州で、産業印刷向けソリューション開発のスピードアップを図る。

また、ラベルやパッケージの印刷産業では、後加工が必要なことから、仏国のデジタル方式高付加価値印刷機器のトップメーカー「MGI Digital Technology(MGI)」との業務提携も行っている。

 

デジタル捺染が急拡大しているテキスタイル捺染(布印刷)市場でも、欧州はアジアと並び主要地域。このため、さらに市場に密着することで「新たなワークフロー変革を実現するソリューションの開発が可能になる」としている。

コニカミノルタ デジタル 産業印刷
捺染でもデジタル化が進む

2020年、PP事業で3600億円を目指す

コニカミノルタは、2003年に高品質、コンパクト、低導入コストのプロダクションプリント(PP)機を発売。商業印刷や企業内印刷のデジタル印刷市場を大幅に拡大させ、この十数年でPP事業の規模を5倍以上にした。

中期事業戦略では、2020年度にPP事業全体の売上高3,600億円を目指す上で、商業印刷での付加価値サービスなどの施策のほかに、産業印刷での新たなソリューション提供による事業拡大を計画していく。

コニカミノルタ デジタル 産業印刷

特に、ラベル・パッケージ市場では多品種小ロット印刷の普及が加速しており、今後も安定成長する市場として注目。すでにオンデマンドラベルプリンター「bizhub PRESS(ビズハブ プレス) C71cf」や、B2インクジェットデジタル印刷機「AccurioJet(アキュリオ ジェット) KM-1」の発売。高付加価値印刷機器メーカー MGI社との資本・業務提携など、その布石を打っている。



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