【2016年4月22日】SCREEN グラフィックアンドプレシジョンソリューションズ(SCREEN GP)とメディアテクノロジー ジャパン(MTJN)は4月21日、東京都江東区のホテルイースト21で、両社の社長就任会見を開催した。
両社は4月1日付けでトップが交代したことから今回、今後の事業展開について両社長が説明した。
また、5月31日(火)からドイツで開催される「drupa2016」での展示内容についても説明があった。
その②ではメディアテクノロジー ジャパン 木谷活社長の発言要旨と、SCREEN GPの田中志佳GA 統轄部第一営業部長による「drupa2016のSCREEN グループの展示内容について」を掲載する。
MTJNではSCREEN GPの製品を中心に販売拡大を続け、将来に関する投資をして成長することを目標としている。
そこでの「基本戦略」は
①既存事業の安定化
②事業領域の拡大
③ニーズに応じて、商材を発掘「お客さま第一主義」
④人材が事業運営の要(かなめ)
という4つだ。
また、いくつかのテーマがある。
「POD製品の販売拡大」では、ワイドフォーマットで「TruePressJet W3200UV」を新たに市場に提供していく。デジタル後加工機にも力を入れ、市場の形成を目指す。
「CTP/WF製品の販売拡大」では、「EQUIOS」が1200セット市場に投入されており、さらに活用を促進したい。
CTP「PlateRite」シリーズは国内市場ナンバー1を獲得。また、付加価値印刷のアプリケーションを拡大提案していく。
「新製品や新分野への挑戦」は、シール・ラベル分野ではフレキソ印刷機を展開し、日本でニールピーター製印刷機を16台納入している。
後加工機では、イタリアのカルテス社製レーザーダイカッターを提供していく。同社製品は、印刷機とのインライン接続が可能で、ホットスタンプやエンボス、ニス加工なども一体化できる。
さらに、本紙校正用のプリンター「ProofJet F780」を早期に販売していく。
「PE事業の販売拡大」では、半導体用の露光装置・検査装置などを強化する。
MTJNでは「お客様との接点の拡大」をテーマとしている。
すでに「ホワイトカンバスMON-NAKA」は、来場者が11800人に達した。この拠点をさらに活用していきたい。
「全国縦断トレンドセミナー」も定期開催しており、当社ユーザー会の「レディバード」は723社となった。こちらも利用を拡大し、お客さまと一緒に勉強していきたい。
当社は5期連続増収増益を続けている。さらに「お客さま第一」で事業の拡大を目指す。
「drupa2016」での当社のテーマは「印刷のあたりまえを変えていく。~Achieve the Extraordinary in Print」。ブースは「ホール8a C11-1」。
展示のコアとなるのが「EQUIOS」。今回はソリューションプラットフォームとなり、IoTやビッグデータとつながる。
「商業印刷ゾーン」ではオランダの「NIC.OUD」での当社製品の活用事例を紹介。
「ラベル印刷」は「TruePressJet L 350UV」を使ったセキュリティー印刷を解説する。
「ワイドフォーマット」では「TruePressJet W3200UVⅡ」でのインストアプロモーションを紹介する。
このほか、「プロセスオートメーションゾーン」では、「TRUST Network Service」がIoTを使用して機材の状態やメンテナンス情報を知らせるといった取り組みも披露する。
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