【2025年6月24日】ローランド ディー.ジー.は、デスクトップ型DTF(Direct To Film)プリンタ「VersaSTUDIO BY-20」の機能を拡張した。
BY-20は、専用フィルムに出力したデザインをホットメルトパウダーとともに布地に熱圧着するDTF転写方式を採用し、Tシャツやトートバッグなどのアパレルグッズ制作を可能にするコンパクト機。今回の機能拡張では、上位機種で採用されている専用インク「S-PG2」への対応を実現。インクの固着を抑え、より安定した高画質出力が可能になる。
加えて、プリントヘッドのメンテナンス性を向上させる「ヘッドノズルリフレッシャー」を採用。手動でのクリーニングが行えるようになり、ノズル抜けの予防に貢献する。また、より効果的な洗浄が可能な新洗浄液も導入された。
専用出力ソフト「VersaWorks 7」は2025年9月をめどに、白インクの自動生成機能がPNG形式に対応。これにより、従来はデザインソフトで作成が必要だった白インク用データの制作工数を削減し、作業効率の向上が期待される。
6月20日から、既存ユーザーに向けて新インクへの切り換え案内を開始。さらに、7月23日からは「ヘッドノズルリフレッシャー」の無償提供を実施する。また、日本国内では、同日から年末までにBY-20を導入したユーザーを対象に「1年間の保守契約無償キャンペーン」も展開する。
DTF方式の安定運用に向けた今回のアップデートについて、グローバルセールス&マーケティング本部長の二村龍吾氏は「安定した運用環境の提供とあわせて、分かりやすいマニュアルや動画も整備しており、導入後も安心して活用いただける」とコメントしている。
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