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JR東日本企画ら 交通広告・屋外広告の審査にAIアプリ「OOH AI Checker」を活用し業務を効率化

【2025年4月22日】ジェイアール東日本企画は、子会社のjeki Data-Driven Labと連携し、OOH(交通広告・屋外広告)の審査業務の効率化と対応力向上を目的としたAI活用アプリ「OOH AI Checker」を開発し、2月からJR東日本媒体をはじめとする管理・販売媒体の審査業務プロセスに実装を開始した。

同社は、JR東日本を含む多様なOOH媒体の審査を担当しており、1日あたり数百件におよぶ広告内容を広告審査ガイドラインや各種内規に基づき判断している。これまで同業務は、熟練担当者の経験と複数名によるチェック体制によって処理されてきたが、今後の広告出稿数増加や表現多様化に備え、AIの支援を取り入れることで業務効率化を図る。

「OOH AI Checker」は、以下の3点を方針として開発された。

審査部が最終判断を担う支援ツールとして設計。AIが代替するのではなく、人的判断を補助することを前提としている。

異なる2つの審査フローに対応するアプリを用意。業務フローごとに異なる処理内容に対応するため、専用アプリを2種類開発した。

処理時間が長く、発生頻度の高い事案に特化。従来の方法でも対応可能な案件はそのままに、業務負荷の高い分野へのAI導入可否を検証している。

同社は今後も、AIと人的判断の融合による審査精度・効率の向上に取り組み、OOH市場の健全な発展と価値創出に向けた取り組みを継続するとしている。

 

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