【2021年7月9日】グローバルインフォメーションは7月7日、MarketsandMarkets発刊の市場調査レポート「デジタル印刷の世界市場 (~2026年):インク (UV硬化・水性・溶剤・ラテックス・昇華)・プリントヘッド (インクジェット・レーザー)・基材 (プラスチックフィルムまたはホイル・剥離ライナー・ガラス・繊維・紙・セラミック)・地域別」の取り扱いを開始した。
この調査ではデジタル印刷について以下のように考察している。
市場規模
デジタル印刷の市場規模は、2021年の248億ドルから年平均6.7%で成長し、2026年には343億ドルに達すると予想されている。
持続可能な印刷への需要の高まりや、包装・繊維産業の発展が、デジタル印刷市場の成長を促進する要因となっている。
また、新型コロナウイルス(COVID-19)が、デジタル印刷産業を含むすべてのビジネスを制限。その後のすべてのビジネスのダイナミクスを変えた。
この状況下で、ビジネス全般は、ビデオ会議やチームメンバーとのコミュニケーションなど、これまで以上にテクノロジーに依存することになった。オフィスでのプリンタ使用は減少、一方で家庭用プリンタの購入が増加している。
パッケージングおよびテキスタイル産業の発展
デジタル印刷をけん引したのは、パッケージで、その製品の品質や規格に関する情報を提供している。
このため、メーカーは、パッケージをより魅力的なものにすることを模索。そこで、製品パッケージの、プラスチックフィルム、テキスタイル、剥離ライナーなどの基材に高品質なグラフィックを印刷する必要がでている。
デジタル印刷機には、UV硬化印刷などの利点があり、小型の印刷機に比べて細部まで高品質な印刷が可能。また、色や文字、画像を変更することで、多言語、地域限定、ターゲットマーケティングなど、顧客ニーズにも対応する。
さらにデジタル印刷は、ラベル製造ではすでにその地位を確立しており、電子写真やインクジェットが市場シェアを拡大している。
高額な初期投資
ただ、デジタル印刷機の初期投資は非常に高額で、その上、設置やメンテナンスにも高いコストが必要。この高コストの主な要因は、デジタル印刷機の設計の複雑さにある。トナーやインクジェットは、用途によって必要なものが異なり、その上、インクジェット技術で使用されるインクのコストは非常に高額である。
インプラント市場での需要拡大
インプラントとは、企業、政府機関、大学など、その母体となる組織のニーズに応えるための、社内文書複製部門のこと。インプラントでは、さまざまな印刷および関連サービスを提供している。その主な役割は親会社へのサービスだが、インプラントの半数以上が、機器の購入資金を調達するため、外部から印刷ジョブをインソースしている。
レポートの無料サンプル
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レポートの詳細目次
https://www.gii.co.jp/report/mama1003691-digital-printing-market-by-ink-uv-cured-aqueous.html
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