大日本印刷ら　優良雑誌サイトに広告掲出できるサービスを開始　ブランド価値維持し広告展開可能に

【2019年4月23日】大日本印刷（DNP）はこのほど、ソネット・メディア・ネットワークス（SMN）が提供する、「Logicad（ロジカド）for Publishers」に関するパートナー契約を締結した。
これにより、DNPは4月22日から、出版社が運営する優良な雑誌のWebサイトを広告枠として提供する「DNP BookAD for Publishers」のサービスを開始する。

「Logicad for Publishers」は広告主の要望に合わせて最適な広告枠の買付とプランニングを支援するサービス。
今回、「DNP BookAD」と組み合わせ、広告主と広告媒体が限定された特定の広告取引を行う「DNPマーケットプレイス」も合わせて提供する。

近年、自社の製品・サービスやブランドイメージと親和性が高い広告枠に、インターネットのターゲティング広告を出稿したいという企業の要望が高まっているが「Real-Time Bidding（リアルタイムビッディング）」では、広告主が意図しない広告枠に広告表示される可能性もあった。

この課題に対して両社は、出版社などが運営するWebサイトと連携し、広告主の要望に沿った広告枠に広告を配信できるように、広告主と広告媒体が特定の広告取引が行える「DNPマーケットプレイス」を構築した。

これにより広告主が望む広告枠を使用でき、Webサイトを運営する出版社なども、表示単価を固定して広告枠を提供できるため、自社の広告収益の最大化を図れる。

今後、両社は、「DNPマーケットプレイス」を通じて出版社メディアの広告収益の向上を支援するとともに、広告主には広告効果の向上とデジタルマーケティングを最適化。
今後は出版社だけでなく、広告価値の高い媒体を持つ企業や取引実績のない広告枠を拡充していき、2021年度までに20社のサービス導入を目指す。