【2019年1月9日】パッケージデザイン開発とマーケティングリサーチを行うプラグはこのほど、「2018年秋冬の新商品パッケージデザインランキング」を発表した。
同調査では、新商品564 商品を対象に、20~50 代男女のべ30、000 人にパッケージデザインの好意度を調査した。
好意度とは、パッケージを見せ、好きかどうかを5 段階で評価し、そのうち「好き」「やや好き」と回答した割合のこと。
プラグでは調査の目的を、デザイン価値が重視されている昨今、パッケージデザインの好感度を知ることにより、時代の流れをつかむこととしており、同調査の結果詳細をダウンロード公開している。
好意度ランキング1 位は森永乳業「PARM 香ばしナッティーショコラ」(好き30.6%やや好き43.2%)で、特に30 代以上の男性から高い評価を得た。
プラグでは「高級感と濃厚さを感じさせる「金の色合い」がおいしそうに感じられています」と解説している。
上位10 商品のうち、7 商品が濃厚さを感じさせるパッケージで占められており、この秋冬のデザインは「濃厚さ」をうまく表現したパッケージだった。濃さと商品の特徴がマッチした、動きのある表現が人気で、自信に満ち溢れた堂々とした濃厚さが消費者に評価されている。
また、カラートレンドは光る「茶色」と「ロイヤルブルー」で、光をうまく使った茶色と青の2 色は、濃厚さや動きを演出。茶色に光と影を作りだし、ドレープやシズルなどの個性的な表現を演出している。一方、青は奥行きを感じさせる配色で、高級感を伝えるロイヤルブルーを使用したものが高く評価された。
さらにもう1つのキーワードは「安心感」としており、いきすぎない、家でも実現できそうなレベルの、安心感のある表現が人気となった。
左右対称にするデザインは一般的に、安定して伝統、重きを感じさせる傾向があり、今回はこのような左右対称のデザインが上位に見られた。
対象者:20 代~50 代男女計30、000 名(1 商品につき1、000 名 各年代125 名)
調査時期:2018 年10 月19 日~10 月26 日 調査 地域:全国 調査方法:インターネット調査調査商品:ビール、チューハイ・カクテル、その他アルコール、炭酸飲料、お茶・コーヒー、お茶・コーヒー(インスタント)、栄養ドリンク、その他飲料、調味料、鍋つゆ、カップ麺・袋麺、スープ類、デザート類、常温食品、冷凍・冷蔵食品、チョコ・飴・グミ、アイス、スナック菓子、その他菓子、基礎化粧品、マスカラ・アイライナー、シャンプー、医薬品、衛生用品、ペットフード 計25 カテゴリー 564 商品
商品選定方法:日本経済新聞電子版他4 サイトおよび各社HPプレスリリースから2018 年8~10 月発商売をピックアップ
デザイン”がビジネスのキーワードとして注目される中、パッケージデザインのビッグデータから、多くの方に役立つ旬の情報を提供していきたいと考えています。
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