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コカ・コーラシステム  ネット通販限定のラベルレス製品 売上が予測の1.5倍 新生活様式にマッチ

【2020年8月24日】コカ・コーラシステムは8月3日から、ネット通販限定で「綾鷹」「爽健美茶」「カナダドライ ザ・タンサン・ストロング」のラベルレス製品を販売している。
このラベルレス製品、予測の1.5倍の売上を示すなど、人気となっている。

人気となっているラベルレス製品は、オンラインのケース商品のみでの限定販売。
製品容器からラベルをなくすことで、ラベルをはがす手間をなくし、リサイクルのための分別を楽にしている。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う「新しい生活様式」への変化から、リモートワークなどが一般的となり、家庭でのごみの量が増加。コカ・コーラシステムが今年5月に行った「ゴミの分別に関する意識調査」でも、約7割の人がゴミの分別ストレスを感じており、「ストレスだと思うゴミの分別作業」では「ペットボトルのラベルはがし」が2位となっていた。


上記いずれもコカ・コーラシステムズ調べ

また、今年4月から、ラベルレス3製品に先駆け、「い・ろ・は・す 天然水 ラベルレス」をより、オンライン販売を中心に導入。購入者から「ラベルを剥がす手間や分別の手間が省けるので助かる」「プラスチックごみも減らすことにつながる」といった好意的な声が数多く寄せられた。
さらに約8割が、「い・ろ・は・す」ブランド製品のオンライン購入が初めてであることから、ラベルレス製品が新規購入者の増加に大きく貢献していることも明らかになったという。

新たに発売したラベルレス製品3ブランドは、通常ラベルに記載している原材料名などの法定表示を外装ダンボールに記載することによりラベルをつけずに販売。このため、ラベルを剥がす手間、分別の手間がかからず、プラスチックごみの削減にもつながる。

近年、飲料業界ではラベルレス製品が増えているが、商品にはリサイクルマークや内容物を示すシールが必要だった。しかし、4月には「資源有効利用促進法」省令が一部改正され、4月1日充填分から、識別マークを表示したタックシールを省略した「完全ラベルレス製品」の販売も可能となっている。このことも、ラベルレス製品の増加を後押ししているようだ。

自宅まで運んでくれるネット通販の飲料は、購入者が今後さらに増えていくと思われ、ラベルレス化の動きは一層加速しそうだ。

 

ゴミの分別に関する意識調査
https://www.cocacola.co.jp/press-center/news-20200513-11

 

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