【2019年1月21日】電通とサイバー・コミュニケーションズ(CCI)はこのほど、OOH(屋外/交通)広告の新たな試みとして、グーグルが提供する「Google Marketing Platform」を活用し、都内の屋外・主要駅のデジタルサイネージ合計274面の自動的な広告売買・配信の実証実験を開始した。
従来、OOH広告では、媒体を所有している媒体社と個別に広告枠の購入交渉が必要だった。また広告原稿の配信も媒体社ごとに行っていた。
今回の実証実験では、「Google Display & Video 360」と「Google Ad Manager」を連動させ、広告枠の購入・配信などが自動的、一元的に管理できる仕組みをOOH広告でも実現させる。
「Google Display & Video 360」は、キャンペーンのプランニングからクリエーティブのデザインと管理、オーディエンスデータの整理と活用、広告枠の検索と購入、キャンペーンの測定と最適化までの作業がワンストップで行える広告主/広告会社向けのプラットフォーム。
「Google Ad Manager」は、ウェブサイト、モバイル ウェブページ、モバイルアプリ、ゲーム、またはその組み合わせなど、対象を問わず広告配信を効率的に管理することのできる媒体社向け統合広告配信プラットフォーム。
これらのシステム活用により、広告主にとっては、現在活用しているGoogle Marketing Platform上で、デジタル広告とOOH広告両方の買い付けが可能となるため、ワークフローの効率化や予算の一元管理化といった点がメリットとなる。
今後、電通はOOH広告ビジネスのデジタル化や効率化に取り組むことで、OOH広告とデジタル広告の連携強化を図っていく。
・パス・コミュニケーションズ(渋谷109フォーラムビジョン、原宿表参道ビジョン)
・パルコ(池袋パルコビジョン)
・三井不動産(新宿M-SQUAREビジョン)
・スタジオアルタ(新宿アルタビジョン)
・サーチ(新橋LIVE DAM STADIUM VISION)
・メトロアドエージェンシー(東京メトロ主要駅デジタルサイネージ263面)
・京王エージェンシー(京王井の頭線 吉祥寺駅デジタルサイネージ5面)
媒体社への配信システムは、ニッポンダイナミックシステムズが協力している
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