【2018年9月10日】凸版印刷はこのほど、マーケティングオートメーション(MA)とDM印刷、発送を連動させるサービスを開始した。
同社ではこれまで、E-mailやSNSでのコミュニケーションなどマーケティング活動を自動化する「Salesforce Marketing Cloud」などのMAツールの運用業務を展開。この中で、プリントメディアもデジタルと同様に連動させてマーケティングを自動化したいという要望が多いことから、今回のマーケティングオートメーション連動型DM自動発送サービスを開発した。9 月から提供を開始する。
同サービスでは、ターゲット情報の取得からDM印刷工程までを自動化。これまで発信者のタイミングで定期的に大量発送するのが当たり前だった、パーソナライズ化されたDMを最短12時間で顧客に発送可能。
さらに緊急性の高い内容でE-mailの開封履歴がない顧客には、DMを組み合わせて発送するなど、デジタルとプリントメディアをリアルタイムに連動させる。
また、プリントメディアにユニークQR等顧客識別コードを印字するなどの仕掛けを組み込み、プリントメディアでの顧客の反応をWEBやコールセンターからリアルタイムに把握。デジタルと同様、顧客の反応に応じたコミュニケーションシナリオの改善などPDCAを高速かつ効果的に回せるようになる。
想定料金は約300万円から。
凸版印刷では今後、プリントメディアでのコミュニケーションの高度化の需要が見込まれる金融関連業界や不動産関連業界を中心に、さまざまな企業に対して同サービスの提供を行い、 2020年までに関連事業を含め20億円の売上を目指す。
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