【2025年5月12日】TOPPANは、AIを活用した企業のマーケティングDX推進を支援するサービスの提供を開始した。AIの導入から運用までを統合的に支援する体制を構築し、AIと人の協働による業務改革を目指す。
同社が新たに提供するのは、AI活用を安全かつ効率的に行うための「生成AI管理基盤」を活用した「AI Powered化支援サービス」である。生成AI技術の進展とともに企業のデータ活用が加速する一方で、ノウハウや管理基盤、人材の不足がAI導入の障壁となっていた。TOPPANはこうした課題に対応するため、2025年4月にグループ横断の「全社AI推進室」を設置し、AI戦略の策定とサービス開発を進めてきた。
同サービスでは、企業が保有するデータを安全に利活用できるRAG(検索拡張生成)機能や、AIが自律的にフローを構築するAIエージェント機能を備えた生成AI管理基盤を提供。ローコード開発に対応し、導入コストと期間の圧縮も可能としている。
加えて、AIの活用効果を短期間で評価できるプロトタイピングや、業務再設計を伴走型で支援する「AI活用オーケストレーション」なども展開。BPO事業で培った業務分析のノウハウを活用し、AI導入によるビジネス成果の最大化を支援する。蓄積されたナレッジは「知のプラットフォーム」として一元化され、属人化の排除や情報共有の円滑化も図る。
今後TOPPANは、同基盤とサービスを活用して顧客体験の向上を推進し、マーケティングDX領域のAI活用で2026年度に売上100億円以上を目指す。
Copyright © 2025 プリント&プロモーション . ALL Rights Reserved.