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TOPPAN 多言語同時通訳配信システムの実証実験を実施 フィラーの除去や音声出力を可能に 「大阪・関西万博」で活用を予定

【2024年10月9日】TOPPANは10月17日(木)・18日(金)、「Japan MICE EXPO 2024」(会場:インテックス大阪)で、「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」での活用が予定されている多言語同時通訳配信システムの実証実験を実施する。

TOPPANグループは大阪・関西万博の未来社会ショーケース事業の「デジタル万博」で自動翻訳システムでの協賛が決定。これまでもシステムの機能向上を目指し実証実験を重ねてきた。
今回の実証実験は、大阪・関西万博のセミナーやシンポジウムなどでの活用を想定。「Japan MICE EXPO 2024」で開催される講演などの場で、登壇者の発話内容をAI技術によって自動同時通訳し、登壇者や聴講者に通訳内容をよりわかりやすく表示する仕組みの構築を目指ます。

2025年に開催される大阪・関西万博では、海外からの来場者などへの対応において、多言語翻訳技術に対する極めて大きなニーズが寄せられており、適切な翻訳やユーザインターフェースによって聞き手に正しい翻訳結果を届ける必要がある。
TOPPANは、2023年12月に開催されたエレクトロニクス製造の国際展示会「SEMICON Japan 2023」(東京ビッグサイト)などで同システムの実証実験を実施。実証を通じ、字幕中に「あのー……」「えっと……」など言葉の間に挟まれるフィラーがそのまま表示され読みにくいという課題や、翻訳内容を音声で聞きたいというニーズが顕在化し、機能の改善を実施してきた。

今回の実証では、会場のスクリーンや聴講者のスマートフォンに表示する字幕中のフィラーを自動的に削除。読みやすい字幕とする機能や、聴講者のスマートフォンから合成音声を流す機能を新たに検証する。

TOPPANは今後、この実証を踏まえ、さらに高精度の多言語同時翻訳配信システムの構築を進め2024年度中の販売開始を目指す。

 

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