【2016年4月5日】大日本印刷はこのほど、小型プロジェクター向けの透過型スクリーンを開発し、4月から販売を開始する。
この透過型スクリーンは、小売店の商品棚を商品のプロモーションに活用可能にするアイテム。内蔵したプロジェクターの映像を投影することで、価格表示に使用されるスペースで商品などのPRを行える。
スクリーンは、外光からの反射光を吸収するブラックストライプ付きのプリズムレンズとフレネルレンズで構成。レンズ形状を最適化することで広い視野角を確保し、高いコントラストを実現し、斜め方向からでも文字や映像を鮮明に見ることができる。
スクリーンのサイズは横1200mm×縦60mmサイズで、価格のほか、商品の特長などを紹介する動画を歪みなく表示可能。つぎ目のない横長なスクリーンで、映像を投影することもできるため、アイキャッチ効果の高いPRができる。また、用途に応じてサイズの変更も可能だ。
従来の電子棚札は白黒が中心で、設置も商品ごととなり、商品の入れ替えや価格を変更する場合は、各々の札の表示を変更する必要があった。今回発売する透過型スクリーンでは、プロジェクターの映像を変更するだけで表示の変更ができ、従業員の手間も大幅に削減される。
発売に先行し、すでに米国小売店大手のKroger社が展開する電子棚札用スクリーンに採用されている。
大日本印刷では、本スクリーンや映像コンテンツなどの関連製品を、小売店のほか商品棚メーカーなどに販売し、2020年度には50億円の売り上げを目指す。
なお当製品は、4月6日(水)~8日(金)に東京ビッグサイトで開催される「第7回高機能フィルム展」のDNPブースで展示される。
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