【2024年4月18日】大日本印刷(DNP)は4月、非接触対応ICクレジットカードのプラスチック部分全体をリサイクルPVC(ポリ塩化ビニル)を開発し、販売を開始する。
同製品は、非接触対応ICクレジットカードのプラスチック部分を、すべてリサイクルPVCにしたもの。
カード用リサイクルPVCを提供するサプライヤーと連携し、パッケージ工場で排出されるPVCの廃材・中間材を回収して加工したリサイクル材を使ってカードを製造する。
従来は、プラスチック部分をすべてリサイクル材にすることは困難だったが、今回、ICカードの設計に工夫を施すことにより、置き換えに成功した。
カード基材にリサイクルPVCを100%使用することで、原材料調達から製造・輸送・廃棄までのライフサイクル全体でカード1枚あたり約19.5gのCO₂排出量を削減する効果がある。
また、同製品は、カード基材としてのVISA認定を取得している。
価格は、リサイクルPVCを利用しない従来のカードと比較して、5~10%程度上がる見込み。
DNPは、のICカード事業は国内製造シェアでトップ。環境に配慮し、2021年にはリサイクルPVCを一部に使用した非接触対応ICクレジットカードを提供開始していた。
今後、環境配慮型のICカード関連で、2028年度までに累計約400億円の売上を目指す。
リサイクルPVCカード
https://www.dnp.co.jp/news/detail/10160748_1587.html
リサイクルPCT-Gカード
https://www.dnp.co.jp/news/detail/10162432_1587.html
バイオマスカード
https://www.dnp.co.jp/news/detail/10162625_1587.html
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