【2023年9月5】大日本印刷(DNP)と東京工業大学らはこのほど、同社が開発している「じぶんフォント」について、書体の主観的な読みやすさと個人の読み書き特性の関係を明らかにする調査を実施し、同フォントの有効性を確認した。
調査では、読み書き困難の視覚的な症状がある人のうち「じぶんフォント」が最も読みやすいと回答した人の割合は約49%。また、読み書き困難の症状がない人のうち、同様の回答をした人の割合である約37%と比較して約12%ポイント多くなった。
発達性ディスレクシアは、知的能力や教育環境に問題がないにも関わらず文字を読むことが困難な学習障がいで、学齢期児童のうち、日本では約8%、英語圏では約10~15%にこの症状があると言われている。
DNPと東京工業大学、ファシリティジャポン、リアルタイプの4者は、2022年に、個々人にとって読みやすい書体がそれぞれ存在するという仮説に基づいて「じぶんフォント」のプロトタイプを開発した。
このプロトタイプで行った今回の調査では、読み書き特性によって、主観的に読みやすい書体が異なるという可能性と、特性ごとの読みやすい書体の傾向を明らかにすることができたとしている。
調査結果の詳細は以下から
https://www.jibun-font.com/survey-report.html
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