【2022年6月24日】モリサワは2022年秋リリースの新書体を発表。「インパクト」「ゆるポップ」「ロマン」「オールド」の4つのジャンルでデザイン書体などを強化する。
今回追加の和文デザイン書体などのジャンル名は、書体の持つ雰囲気や利用シーンをイメージ。4ジャンル・書体25ファミリーを用意した。
「インパクト」のジャンルは、雷鳴で割れたような端々の装飾がパワフルな迫力を与える書体「イカヅチ」や、直線で構成されたシンプルな設計でありつつ独特の印象を与える書体「ラピスエッジ」「ラピスメルト」など5ファミリー。
ゲームやコミックなどをはじめ、コンテンツの世界観を演出するシーンで使いやすいラインナップとなって」いる。
「ゆるポップ」のジャンルは、低い重心とやや下にすぼまるプロポーションを持つ、レトロであどけない雰囲気の書体「ココン」や、筆ペンで書いた文字をイメージしたゆる可愛い書体「ぽってり」のほか、「プフ ピクニック」「プフ ホリデー」といった統一しすぎない自由な字形と小さめの字面が特徴の「プフ」シリーズなど、8ファミリー。
「ロマン」のジャンルは、やや低めの重心をもつスクエアな骨格の漢字を共通とした、ハイコントラストな書体「翠流ネオロマン(すいりゅうねおろまん)」「翠流デコロマン(すいりゅうでころまん)」のほか、人気のかな書体に漢字を追加した書体「白のアリス」「オズ」の4ファミリー。
「オールド」のジャンルは、楷書体や活字からインスパイアされたオールド系の明朝体「霞青藍(かすみせいらん)」「霞白藤(かすみしらふじ)」に加え、手書き文字の優しい印象をもつペン字風のデザイン書体「白妙(しろたえ)」「白妙 オールド(しろたえ おーるど)」など8ファミリー。
秀英にじみシリーズからは、「秀英四号太かな」をベースに “にじみ” を再現した書体「秀英にじみ四号太かな」、字游工房からは繊細なニュアンスの違いが楽しめる本文用書体「文游明朝体 古雅かな」「文游明朝体S 朝靄かな」「文游明朝体S 水面かな」が仲間入りする。
同社では近年、オンスクリーンでのコミュニケーションが活発化している背景を受け、特定の印象や世界観の演出に効果的な和文デザイン書体を一挙に充実させることで、より表情豊かな文字表現を可能にするという。
モリサワ新書体2022【和文編】
https://note.morisawa.co.jp/n/n0289d6ef788b
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