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トッパン・フォームズ 偽造防止効果高いプラスチックカードの量産製造を確立 2つの加工技術を採用

【2022年1月19日】トッパン・フォームズは、2つの加工技術をレーザー印字用カードに採用し、高い偽造防止効果が得られるプラスチックカードの量産製造技術を確立した。
2つの加工技術を組み合わせたIDカードを国内で製造できるのは現在同社のみ(トッパン・フォームズ調べ)。

プラスチックカードは導入のしやすさから健康保険証として根強いニーズがあり、2019年4月から発行可能となったカード様式障害者手帳としての利用も増加している。
カード様式障害者手帳は、浮き出し(エンボス)加工や切り欠きなど他のカードと区別できる仕様が必須条件になっている。

同社では、健康保険証やカード様式障害者手帳はもちろん、各種資格証やIDカードでも偽造防止技術を普及していくとしている。
使用される技術の「ヒドンワード」は、目視では確認できない偽造判別の文字を独自配合のインキを使ってカードの表面デザインに組み込む加工技術。カードをコピーすると文字が現れるためカードの真贋判定ができ、偽造カードの製作を防止する。
「タクタイル」は、レーザー照射によってカード表面に触覚で認識できる凸状の浮き出しをつくる加工技術で、偽造防止だけではなく、ユニバーサルデザインの観点からも有効という。

今後、トッパン・フォームズでは、今回の偽造防止技術の組み合わせを生かし、健康保険証や資格証、カード様式障害者手帳などの需要を取り込む。また、レーザー印字による耐久性と視認性を訴求し、薬品やインキを取り扱う工場勤務者の入退室管理カードや物流などドライバーの通行許可証、IDカードなどへの拡販を進めていくとしている。
また、これら技術と周辺機器を含め2024年度までの売り上げは4億円を見込む。

カードソリューションについては以下から
https://solutions.toppan-f.co.jp/solution/654/#1000_06

 

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