【2021年12月3日】トッパン・フォームズはこのほど、セキュリティー封印ツールのブランド「OpenMarker(オープンマーカー)」で、感熱プリンタで表面に印字が可能なラベル2製品を発売した。
新製品は、感熱プリンタを使って表面の無地部に印字でき、剥がすと「VOID」などの文字が現れて開封痕跡を残せる。
印字と開封痕跡が両立できるラベルは業界初となる。
剥がすとシールに文字が現れる非転移型の「OpenMarkerサーマルラベル」と剥がすと貼付対象物に文字が残る転移型の「OpenMarkerサーマル紙ラベル」の2タイプを用意しており、用途に合わせた使い分けにも対応する。
物流・通販業界では本製品を配送伝票として活用することで、伝票の貼付と同時に置き配や非対面受け取り、通い箱などの未開封を確認している。
また、食品販売業界でも惣菜や弁当などのパックに貼付している成分表示と未開封確認が1枚のラベルで可能になる。
これらにより、非対面需要の増加や衛生面への意識向上などコロナ禍を経て変化した社会で生活者に安心感を提供可能という。
背景には、コロナ禍をきっかけにした電子商取引(EC)の伸長、またそれに伴う非対面受け取りの増加やフードデリバリー、レンタル・サブスクリプションビジネスの市場拡大など生活者の消費行動の劇的な変化がある。
2020年に同社が発表した「OpenMarker」ブランドは、高い評価を得て、多くのユーザーが採用。一方、さらなる利便性向上の観点から、開封痕跡に加えて配送や店頭などの現場で都度印字ができるラベルを望む声が高まっていた。
今後、トッパンフォームズでは、印字と開封痕跡の両機能が、ラストワンマイル物流の省力化・自動化に貢献できると考え、「OpenMarker」ブランドのさらなる充実を図り、3年間の累計で6億円の売り上げを見込む。
「OpenMarker」の詳細
https://solutions.toppan-f.co.jp/solution/6461/
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