【2025年10月16日】武藤工業は、1.6m幅メディアに対応するサイン&ディスプレイ用途の新型エコソルベントインクジェットプリンタ「XpertJet 1641SR ProⅡ」を10月22日から販売開始する。
同機は、新開発のプリントヘッド「AccuFine HD Pro」と印刷制御システム「i-Screen EX System」を組み合わせ、高精細なインク着弾と滑らかな階調表現を実現したシングルヘッド4色モデル。
実用印刷モードでは、同クラスの4色モデルとして最高クラスの17.63㎡/hの生産性を達成している。
「AccuFine HD Pro」は、8列ノズル構成で同一色の近接配置を可能にし、着弾精度を向上。これにより色ごとのブレを抑え、高精細な再現を可能にした。また、新制御技術「i-Screen EX System」は、従来のプリントエフェクト技術を進化させ、色の均一性や階調表現をさらに向上させている。
さらに、独自の高色域プロファイル「MUTOH Wide Color Choice」を採用。濃色領域の発色性を高め、従来よりも深みのある赤や黒を再現できる。
作業効率面では、自動双方向調整機能「DropMaster 2」や自動送り補正機能「FEED MASTER」を搭載。ロール紙残量をバーコードで管理できる「Media Tracker」や、正常ノズルのみで印刷を継続できる「Nozzle Area Select」などの機能も備える。
環境性能では、発色性と耐候性に優れる純正エコソルベントインク「MS41」を採用。「MS41」は米国の環境基準UL GREENGUARD Gold認証を取得しており、屋内用途にも対応する。
巻取り装置は、出力の開始/停止に連動して動作。ワンタッチのヘッド高さ調整機能もあり、4 段階(1.5 ㎜、2.0 ㎜、2.5 ㎜、4.0 ㎜)の高さ調整が、レバーの操作でできる。使用するメディアに最適なプリントヘッドの高さを選ぶことでメディアとの互換性が向上し、接触リスクを低減する。
希望小売価格は本体170万円(税別)。
なお、同製品は10月22日から24日まで米国フロリダ州オーランドで開催される「PRINTING United Expo 2025」で初公開される予定。
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