【2020年11月11日】共同印刷はこのほど、「保険・共済業界向け」のマイナンバー取得Webアプリの開発に着手し、2021年秋ごろをめどに提供を開始する。
同社はすでに2019年から、「銀行・証券業界向け」にマイナンバー取得が可能なWebアプリをに提供してきたが、これを「保険・共済業界向け」にも展開する。
アプリは、スマートフォン上で簡単・安全に手続きでき、ダウンロード不要の。高齢者にも配慮した使いやすいユーザーインターフェイス(UI)で設計する。また、セキュリティ強化のため銀行口座開設などで必要な本人確認手続き(=KYC)を電子的に行う「eKYC(electronic Know Your Customer)」を顔認証するシステムも実装する。
従来の郵送による運用との併用でマイナンバーの取得率を向上し、保険会社・共済組合の業務負荷軽減と円滑な契約者対応を実現するという。
開発の背景には、保険金の支払調書などには、保険契約者および保険金等受取人のマイナンバー記載が必要で、申請者の多くを占める60代以上のスマートフォン保有率が約7割(内閣府の「消費動向調査)と、年々増加傾向という事情がある。
また、政府によるデジタル化推進や、銀行や証券業界のマイナンバー取得義務化の動きがあり、今後、保険業界も対象となることが予測されている。
Copyright © 2025 プリント&プロモーション . ALL Rights Reserved.