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日本製紙と四国化工機 常温保存のできる紙容器「NSATOM」を開発 無菌充填システムと一体で


【2018年9月20日】日本製紙と四国化工機はこのほど、固形物、長繊維·高粘度充填に対応しつつ、常温保存のできる紙容器無菌充填システム「NSATOM(エヌエスアトム)」を開発。2019年度から市場に投入する。

「NSATOM」は、無菌充填により常温保存が可能な世界初の紙容器。固形物や長繊維、高粘度の物体を充填でき、購入者が注ぐ際も中身が残らないことも特長。
スムージーや健康飲料などの固形物と混合の液体で特に力を発揮するもので、近年、伸長が著しいこの分野の飲料をカバーする。

形状は口栓つきで、六面体の一角にもう一つの面をつくった「フロントコーナーパネル」「バックコーナーパネル」を用意しており、これが注ぎやすさを支援している。また、ここにサイドキャッチを入れて目立たせるなど、パッケージ表面のデザインとしても役に立つという。

日本製紙 新容器

今回、四国化工機が充てんシステムも用意しており、パッケージの設計から充てんまでを両社がトータルシステムサプライヤーとして提供する。
充填時は初期菌数を1/106以下に死滅させ、世界標準以上の「キルレート6」の高衛生性があり、充填部は自動洗浄で省力化可能など、飲料メーカーのメリットが大きく、人的負担を軽減する。

日本製紙 新容器

9月19日に行われた記者発表で、日本製紙の馬城文雄社長は「NSATOMは固形物や粘土の高い商品の重点を可能にしたもの。自動装置による現場作業の省力化を可能にする世界初の紙容器で、脱プラスチックの流れの中で、変わる製品として力を入れていく」と述べた。

また、四国化工機の植田滋社長は「無菌充填、チャンバー内自動洗浄、キルレート6、IoTを活用したメンテナンス支援で、現場の省力化に貢献する」と話す。

日本製紙 新容器
四国化工機の植田滋社長(左)と日本製紙の馬城文雄社長

両社では、世界的に脱プラスチックが叫ばれる中、樹脂製容器に代わる容器として、幅広く提案し、発売数年でシステムを1台から2台納入し、市場の25%にあたる1億個のシェアを目指すという。

 


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