【2016年12月21日】リコーは2017 年2 月1 日、商業印刷向けのワークフロー管理ソフトウェア「RICOH TotalFlowBatchBuilder(バッチビルダー) V2」を発売する。
「RICOH TotalFlowBatchBuilder」は、プリントオンデマンドの印刷ソリューションを提供する「TotalFlow(トータルフロー)」シリーズの新製品。
リコーでは開発の理由として、印刷通販とWeb to Print の普及により、印刷物が小ロット化、短納期化、多品種化し、ジョブが煩雑化していることを挙げている。
製品名の中の「Batch」とは、同じ属性のジョブを括る(くくる)ことを意味しており、このシステムによりデジタル印刷の生産性を上げることを基本機能としている。
RICOH TotalFlow BatchBuilder V2 の処理概念図
基本である属性のジョブを括る機能では、「用紙の銘柄/サイズ/重量」「カラーかモノクロか」「後工程の処理方法」などをひと括りにできる。
このため「用紙のセット替えを減らす」「後工程の段取り替えを最小化する」など、現場作業の手間を大幅に削減できる。
オプションで一括したジョブを自動起動することもでき、同じ属性のジョブを一定量まで溜めてから、まとめて実行する、出荷に合わせ指定時刻になったら印刷を実行するといった生産コントロールにも対応する。
「接続機能」では、さまざまな形式のフォーマットに対応。ファイルやメッセージング・プロトコルで、人手を介さずジョブ情報とコンテンツの受け取りができ、受け取ったジョブチケットの内容は、各項目を専用フォーマットにマッピングし直し自動連携する。
連携機能と工程管理は、リコーのプロダクションプリンタ「RICOH Proシリーズ」をはじめ、他社プリンタでも可能なため、既存環境への導入が容易。また、各種ソフトウェアや後加工設備との連携にも対応している。
ステータス管理にはバーコードが印字されたシートの出力が可能。バーコードのスキャンにより、各工程のステータスを通知でき、各ジョブで要求される作業をトラッキング。作業工程が見える化される。
システムの詳細情報は同社サイトから。
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