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「プリント&プロモーション 人気記事ランキング2025」10位~4位 今年はあの国の記事がランクイン!

【2025年12月26日】毎年恒例の「プリント&プロモーション 人気記事ランキング2025」。まずは10位~4位を発表する。

今回もプリント&プロモーションに2024年11月1日~2025年10月31日までに掲載された中で、最もアクセス数の多かった10の記事をランキング形式で紹介する(1年間の前半に掲載誌した記事が有利となりやすいため、11月、12月は翌年のランキング対象としている)。
また他社とのコラボレーションで行った特集・特別記事、人事異動などは除外した。
※1~3位は別掲

 

10位

「【海外レポート】「CHINA PRINT 2025」② <デジタル印刷機編> drupa超える勢い! 革新と中国市場の活気そしてLANDAの異変(2025年7月7日)」

今年前半多くの時間を割いたのは「中国」。2025年は中国を2度訪問し3つの展示会を見た。コロナ禍のため、2019年以来の海外で、中国に至っては2010年以来だった。
「CHINA PRINT」は4年に1度開催される中国最大級のプリンティング関連展示会。今回は5月15日から19日まで、北京・中国国際展示センター(順義館)および首都国際コンベンションセンターで開催され、1600社が出展し約13万人が来場した。
この展示会は国際展を銘打っており、日本からは小森コーポレーションやコニカミノルタ、リコー、富士フイルム、エプソンなどが、他国ではコダックやハイデルベルグ、HP、KBA、ダースト、BOBSTといった錚々たるメーカーが集まった。
異変を感じたのはLANDA、当初主って予定と聞いていなかったが、会場の外れと言ってもいい立地にブースを構えていた。さらに印刷機の展示はなく、コントロールパネルだけの展示…。「LANNDA大丈夫か?」と思っていたら、7月に「債務整理」という事実上の倒産に近い状態であることがわかった。
展示会は定点観測することで「あの会社ちょっと変だな?」「あそこはブースが大きくなったな」というのが分かるところも面白い。

【参考】ランダが債務整理のための保護を申請 負債総額は約5億1,600万ドル 再建のための支援者・買収先を検討(2025年7月10日)

 

9位

富士フイルムBIとコニカミノルタ 合弁会社の社名を「グローバルプロキュアメントパートナーズ」に決定(2025年1月21日)

9位はデジタル印刷機・複合機大手の材料調達会社の社名に関する報道。コロナ禍を経て、オフィスでの複合機需要が大幅に落ち込み、同事業については縮小を余儀なくされている両社だが、このような提携を含む業界の再編は今後も続きそうだ。

 

8位

米ゼロックス 京セラと提携 産業用インクジェット印刷機市場に再参入 新型印機を年内投入へ 印刷事業を再構築(2025年8月4日)

こちらも提携の話。富士フイルムとの合弁を解消した米ゼロックスが京セラとの連携を発表した。ゼロックスは、京セラの高速カットシート型の新型インクジェット印刷機を調達し、ゼロックスブランドで発売するという。

 

7位

丸信・昭和レーベル印刷工業・プラス化成工業の「連携事業継続力強化計画」が認定 シール業者同士・九州と北海道での事例は初(2025年3月3日)

8位はラベル印刷業界3社がBPOなどを目的に「連携事業継続力強化計画」を策定し、防災減災に対応する取り組みをまとめたもの。福岡と北海道の事業者が連携するのは全国初で、シール印刷業界でも事業者同士の連携認定は初の事例だった。

 

6位

【デジタル潮流】シンクイノベーション 1時間7,000個のモンスターマシン開発 ユニテックスと缶バッジ製造→ショールーム化まで(2025年5月19日)

6位はグッズ製作で知られるシンクイノベーションが自社で缶バッジ自動製造機を開発した話題。社長の三輪直之氏は「人手不足と賃金上昇は現在の水準にとどまらない」としており、それを解消するのは「製造現場の自動化しかない」という。さらにこの完全自動化された缶バッジ製造機は1時間に7000個を製造できるというとんでもないマシンだ。同社では「ナスカン取り付け自動機」「OPP袋入れ自動機」「ラベル貼り自動機」「Tシャツたたみ自動機」なども開発・販売しており、グッズ製作を一気に自動化する構えだ。2026年も省力化・自動化は業界のテーマになりそうだ。

 

5位

【レポート】広州・上海 2大展示会を行く①  「Print South China2025<デジタル印刷機編>」 巨大見本市会場に日本未上陸機種が多数(2025年4月1日)

この広州の展示会場は15万㎡と、ビッグサイトの3倍という巨大さで、端から端まで歩くだけでも一苦労。そこに2,100社が出展し、期間中約11万人が来場した。
規模感は世界最大の印刷機材展drupa(ドイツ)に迫るもので、IGAS(日本)などは完全に追い越されている。この展示会は、どちらかと言えば中国のローカル展示会なのだが、これですら世界的な展示会に肩を並べるほどのもので、それもdrupaやIGASと異なり毎年行われているというから驚きだ。
出品される機器は玉石混合だが、昔と異なり玉の方が確実に多くなっている。

 

4位 

京セラドキュメントソリューションズ 捺染インクジェットプリンタ「FOREARTH」1号機を納入 中長期で60台・1000億円の売上へ(2024年12月2日)

京セラドキュメントソリューションズの捺染インクジェットプリンタ「FOREARTH(フォレアス)」が、大阪のサンヨー物産に納入されたというニュース。サンヨー物産は、和装・寝装リビング用品・衣料品などを取り扱う縫製会社で、発表時にはすでに月に10,000㎡ほどのプリントを行っており、実際の商品として出荷していた。
しかし、その後「FOREARTH」については続報を聞かないことから、販売などはまだまだこれからということだろうか?。

次点の11位は
サムライソード コンビニで印刷の「マイ名刺」「A4光沢紙」と「ハガキ用紙」が登場 デザインデータ不要でも より質感向上(2024年11月25日)だった。

1~3位に続く

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