【2017年2月1日】凸版印刷が運営する電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」が、2016年~2017年の年末年始の買い物行動に関する動向調査を発表した。
この調査は一般的な全国の男女824人と「Shufoo!」を利用する全国の男女57,673名を対象に行ったもので、調査内容から年末年始の買い物が分散化傾向にあることが明らかになった。2016年~2017年の年末年始は、小売・流通業の初売り開始が多様化した。この流れがチラシにも反映され掲載開始が分散化したという。
年末年始のチラシ掲載開始状況
分散化の流れは「Shufoo!」でのチラシ掲載にも反映され、前回2015年~2016年の年末年始はチラシの掲載開始が元日に集中していたが、今回2016年~2017年の年末年始は12月31日が前回より63.6%増、1月3日が前回より35.8%増と元日以外にも掲載を開始するケースが増えている。
さらに三越伊勢丹ホールディングスは2018年から正月三が日の休業を検討するなど、「小売・流通業では新年の営業開始への考え方が多様化してきている」と分析している。
前回と今回の年末年始における「初売り・福袋」関連チラシの掲載数の比較
「初売り・福袋」関連のチラシは、掲載数が前回より約2 割増加。
前回、チラシの掲載日は元日~1 月2 日に集中していたが、今回は12 月31 日に42.2%増、1 月3 日に38.8%増と分散傾向にあり、「小売・流通業における初売りの販促は、例年通り重要視しつつも時期は多様化していることが伺える」としている。
年末年始のチラシ閲覧状況
例年「Shufoo!」でのチラシ閲覧も元日に集中していたが、今回は元日が前回より5.2%増だったのに対して、12 月31 日が前回より14.2%増。1月2日が前回より27.6%増、1月3日が27.2%増と、例年より1月2日以降もチラシ閲覧が多く、買い物への意欲が継続していることがわかった。
年末年始に「やった」こと
2016 年~2017 年の年末年始において「やった」ことのうち「買い物に行く」と回答したのは61.3%で、「年賀状を書く・送る」(61.4%)とほぼ変わらず、また「初詣に行く」(56.6%)よりも多い結果となった。
情報チェックと買い物行動
また「買い物に行く」と回答した人の半数以上(51.1%)が買い物前にあらかじめ情報を収集し、情報収集した人の9 割以上(93.4%)が、情報をチェックした店舗に実際に買い物に行っていた。
「Shufoo!」の通常時(10 月31 日~11 月2 日)と年末年始(12 月31 日~1 月2 日)の時間帯別チラシ閲覧数比較
チラシ閲覧状況では、元日は初売りや福袋情報を掲載するチラシの閲覧が大幅に増え、ピーク時の元日0 時~2 時台には通常時の約6 倍のアクセスがあった。
業態別の閲覧状況
また業態別では、「家電店」のチラシが通常時の約13 倍、「スポーツ用品店」のチラシが通常時の約15 倍、「ショッピングセンター・百貨店」のチラシが約4 倍と、嗜好性が強く単価の高い商品を取り扱う業態の閲覧数が急増した。
すべて「凸版印刷株式会社 『Shufoo!』 調べ」
【調査概要】
●一般調査
調査エリア: 全国
調査対象: 20 歳から59 歳までの男女
サンプル数: 824
調査期間: 2017 年1 月17 日~1 月18 日
調査方法: インターネットリサーチ
●Shufoo!利用者調査
調査エリア: 全国
調査対象者:
「シュフーポイント」会員(10 代から60 代までの女性)
サンプル数: 57,673
調査期間: 2017 年1 月13 日~1 月15 日
調査方法: インターネットリサーチ
Shufoo!
http://www.shufoo.net
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