【2015年8月20日】業務用デジタルラベルプリンタを販売する㈱マイクロボード・テクノロジーはこのほど、デジタルラベルフィニッシャー「AFINIA DLF-1000」を発売した。
同機はデジタルラベルプリンタ用の後加工機で、ラベルの余分な部分を切り取る抜き加工と、表面を保護するラミネート加工を同時にできる。
抜き加工にはカッティングプロッタ機構を採用しており、抜き刃型を作成する必要がなく、低コストで短納期のシール・ラベル製作で力を発揮。1枚からでもシール・ラベルを作成できる。
シール・ラベルでカットした不要部分を取り除くカス上げ機構も付属しており、手作業でカス上げをする必要がない。搬送はロールtoロール機構を採用。最大カット速度は毎秒800mm。
ラミネート加工機能も搭載し、耐水性や耐擦性などを増す表面の保護や加飾が可能。
最大カットサイズは幅205mm、長さ304.8mm、最大巻径は300mm。アドビ・イラストレーターなどのデータに対応。
本体サイズは1000W×600D×780Hmm、重量100kg、オープン価格。
同機の発売の背景には、同社のデジタルラベルプリンタ「AFINIA R635」に適した後加工機が必要という課題があった。
デジタルプリンタは版なしでシール・ラベル、POPなどの印刷物を1枚から作成できるが、後加工では抜き刃型が必要で初期費用が掛かることや納品までのリードタイムが長くなることが課題として残っていた。刃型を使わないレーザーダイカッターもあるが、比較的高価な製品が多い。AFINIA DLF-1000は比較的安価で、これらの課題を解決する製品として期待される。
同社ではシール・ラベル印刷業を中心に、一般印刷、プリントショップ、グッズショップなどへ販売していくとしている。
問い合わせは同社AFINIA事業部(☎03-3561-2266)まで。
デジタルラベルフィニッシャー「AFINIA DLF-1000」とデジタルラベルプリンタ「同R635」
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